金沢マラソン完走記Ⅴ

もうちょっとなのに終わらない完走記。


西高の折返しを過ぎ、右に折れ、直線に入ると、また知り合いの長身ランナーが。結構辛い感じ。何故かこの辺りでも攣ってはいるけど、走れる状態。長身ランナーを交わして、もう一度右に曲がって示野の方に向かいます。応援は「頑張れ~」の他に「あと2キロやぞ~~」という声も混ざります。本当にあと2キロ。ここで、マラソンの神様が降臨。ふっと身体が軽くなり、腰の位置が高くなりスピードアップできました。いわゆるランナーズハイ。その神も500メートルほどでいなくなりましたが。一瞬私は「示野の風」になりました。


示野の通りを右に折れ、あと左に折れてから再度左に折れて、そして右に折れて、橋を渡ったら競技場が見えるはず。下見をしておいてよかった。距離感がつかめています。

GARMINの記録は。
36 4:34.4
37 4:47.4
38 4:52.4
39 4:40.3
40 4:22.3

公式な記録は。
通過地点  タイム 順位 ラップタイム 通過時間
40km地点 2:46:32  451位  23:35 12:10:06 


35km地点から40km地点の5キロで85人抜けました。ごぼう抜きとはこのこと。私はペースをキープしているだけなのですが、周りが落ちてくる。これがフルマラソン。当たり前のように30キロまでは我慢して、そこからが勝負と言われますが、こんな展開は滅多にできない。さぁあと2キロ。


右に曲がって示野の橋を渡ればゴール間近なのですが、ここで会社の前で応援してくれてたH田君が大きく手を上げて声をかけてくれます。なんと答えたか覚えていませんが、返事はしたはず。今回のこのコース、後半このような小さな橋などで、多少のアップダウンはありましたが、それをあまり感じなかったのは調子が良かったのかも。


タイムは?もう関係ないというか、意識も朦朧としているので、計算もできません。とにかくラップはまぁまぁだったので、20分切りたくって全力。最後の直線に入り、陸上競技場に入れば残り100メートル。ダッシュです。後から聞きましたが、本多町のラジオ女Uも応援で声を掛けてくれたとか。申し訳ありません。意識が朦朧としてて聞こえませんでした。そしてゴール!


kanazawa_goal.jpg


これでもう走らなくてもいい。いつもゴールした瞬間はこんな感じ。知人がコールの辺りを動画で撮ってくれていましたので、キャプチャーで自分のゴールした瞬間を撮ってアップさせて頂きました。時計を眺めて30分切っている所を確認し、ホッとしているところだと思います。嬉しかった。足はボロボロですが。その後コースに一礼をし、先に進みます。ゼッケンに付いていた計測用のチップがなかなかとれずに苦労しました。ボロボロの足を進めて前に行くと、ジュピターのK女史が。何だか富山マラソンと同じ展開。また女性に迎えられるのかよ。と思いこの方と今回勝負をしておりまして、負けた方がご飯を奢るという約束。一瞬負けたと思いましたが、私はスタート地点にたどり着くまで1分半くらいかかっていて、彼女はほぼ先頭からスタートしたそうです。都市型マラソンですから、スタートの誤差は大きく、ネットで勝負かグロスで勝負かということになり。私のスタート地点通過までのロスを聞くと彼女は「そんなもん勝負の世界はグロスやわいね」と言いましたが、「いやネットで」と私も引き下がらず。そうこうしている間に、オールスポーツの写真班の人が写真を取りに来たので、2人で、肩を組むようにしてパチリ。まだオールスポーツでは公開されていませんが、いい写真になっているでしょうか?(買いませんけど)


陸上競技場の出口で、知ったメンバーが横一列で待っててくれました。いや、私をまってたわけではなく、他の人を待ってたらたまたまそこに私が入ってきた。という感じ。それでも多分満面の笑みを浮かべていたであろう私に握手で迎えてくれました。疲れた。


そして、その中のM里ちゃんに握手してもらいますが、レース走ってゴールしてから彼女に握手をしてもらったことが、何度あるか。彼女は3時間10分でゴールしたようです。10分差かぁ。いつになったら、彼女をゴールで迎えて握手ができるのであろうか?多分永遠に無理でしょう。


右を見ると、O山師匠にOぱい先生。ええ?先生に負けたのか?まぁ北海道マラソンで既に20分切ってたし、仕方ないか。というよりも先生がどんなタイムで入ってようが自分も20分切れた嬉しさの方が強くどうでも良くなりました。お互いにタイムを聞き、「お疲れ様」と言葉を交わしました。その後あとから入ってきたピカチュも一緒になって、オールスポーツの写真に収まっています。


足を進めると最初のテントで、フィニッシャーズタオルを肩にかけてもらい、テントに何人もいる女性や男性とハイタッチ、その笑顔に癒やされたのと、多分私も満面の笑みでしたでしょうし、皆さんも笑顔になったと思います。もうテントの中で泣きそうでした。次のテントで完走メダルをかけてもらい。次のテントでとり野菜みそと、スポーツドリンクとバナナをもらい、テントを出ると、右足が強烈に攣ってきて一歩もあるけず。とり野菜みそをいれてあるゲージに両手をついてじっとしていると、通っているジムの社長婦人(確か副社長)がボランティアで参加されていて、私の方に駆け寄り。攣ったことを伝えるとポーチから漢方薬を出してくれました。それを貰って頂いたばかりのスポーツドリンクで流し込んだところ、何とか歩ける状態に。思わず、感謝の気持ちで、ジムからいつも募っている元旦継走マラソンに出走する約束をしてしまいました(笑)ゆっくり歩いて、Oぱい先生の所に。


kanazawaosensei.jpg


今見ても腰から下は固まっているのが分かります。ここでようやく痙攣も収まり、完走証を受け取りに、ここでもボランティアで参加してくれいる知人と会って、しばし会話。応援の方々、そしてボランティアの皆さんに本当に感謝したいです。



体育館で一旦着替えたのですが、写真を撮ってないことに気が付き、再度ランシャツを着て写真を撮ってもらったのが下の写真。


kanazawa_goal2.jpg


グロスタイムで3時間19分54秒。ネットタイム3時間18分8秒でした。ようやく20分切れました。よく頑張った。


その後陸上競技場のスタンドに戻り、シアトル・スタンダード・カフェの演奏があると思って待機していたのですが、表彰式が始まり、そのままスタンドからゴールしてくる人に応援を送ることに。


kanazawa_rikuzyo.jpg


ほぼ全てのランナーのゴールを見たつもり(実は後から入ってきたメンバーもいたようですが)で陸上競技場を後にしました。


その後会場で、またOパイ先生と一緒になったところで、MROの本多町のラジオ女Uに見つかり、いや偶然お会いし、突如ラジオに出ることに。お聞きになった方いらっしゃいますでしょうか?

yoshino_in.jpg

さて、ここで本当に金沢マラソン終了。



うちのチームは、中納会、そして年末を大納会として年に2度大きな宴会を開きます。今回は12月ではなく、この日に大納会を開催させて頂きました。山野市長もお誘いしていただのですが、本当に来てくれまして、皆で乾杯。長い間準備をしてこの日に待っていましたが、本当に無事に成功してよかった。


kanazawa_nokai1.jpg

最後は全員で記念撮影。

kanazawa_nokai3.jpg

更に更に2次会に移動。シアトル・スタンダード・カフェのボーカル中新君も合流して、なんとなんと、私のギターで、"風になれ"を歌ってくれました。満面の笑みの私。プロ相手にギターを弾かせて頂く。こんな幸せな時があったでしょうか?こうして私の11月15日は終わりました。


kanazawa_nokai2.jpg

そして、今日思わぬプレゼントが。


chiroru_kinkodo.jpg


いい思い出になりました。有難うございました。これでようやく完走記の完走となりました。皆さん有難うございました。

↓ブログランキングクリック宜しくお願い致します。
ブログランキングのバナー
↑ブログランキングのバナーのクリックをお願いします。

Facebookのいいね!
 シェア