シャツ

こんにちは!

クールビズ。あれだけクールビズに反対していた私ですが、クールビズのお陰でどうなったか?売り上げが伸びたとかどうかということは当店ではほとんど関係ありませんでした。むしろネクタイの売り上げは下がりましたから。それでもクールビズのお陰でと言うのは、シャツというアイテムが表舞台に上がってきたことです。

シャツは今まで、ワイシャツとかカッターシャツとかと言った、どちらかと言えばスーツの内側にあるもの、そしてネクタイの柄を引き出すものという感覚だったと思いますが、それ一枚で個性を引き出す、そのシャツ一枚で主張するという、ファッションアイテムとしては非常に重要なポジションに上がってきたと考えます。

今朝のテレビで何故若者の票が自民党に流れたか?と言うことをやっていました。その一つの要素として小泉首相のファッションが取り上げられていました。

小泉首相と言えばこの選挙期間中、自民党の立候補者の応援であちこちで演説をしておりましたが、全てファッションはクールビズスタイル。主にボタンダウンを活用し、爽やかさを演出し、ボタンダウンというアイテムが若者を引き付けたのでは?というコメントを出しておりました。

ボタンダウンだけではなく、クレリックカラー(衿とカフスに白の生地を使用)も時々見ることがありました。クレリックと言うとどちらかと言うとフォーマルな印象がありますが、うまくカジュアル的な感覚で確かに着こなしていたと思います。ただオーダーで仕立てられたワイシャツでしょうが、カジュアル感覚で着こなすのでしたら、左の袖のイニシャルのネームは気になりましたが。

最近は通常のワイシャツを作るだけではなく、お客様にも色々なご意見を頂戴しながら作ることが多いです。前衿台のボタンを二つにしたドゥエボットーニ。3つのトレボットーニ。ステッチを入れたりボタンの付け糸の色を変化させたりと。

それだけシャツがメインのアイテムになってきたのだと思います。

日本人はジーパンとなると直ぐにT-シャツやポロシャツなどのアイテムを合わせてしまいますが、イタリアでは若い人でもジーンズの上にシャツを羽織っているのを見ます。より大人のコーディネートです。

先日ご来店頂きました、日頃からお世話になっているお客様、自らの会社のホームページ等で御紹介をいただけるとかで写真を送って欲しいとのことでした。工場の写真やネクタイの写真、そしてオーダーワイシャツの生地の写真などを撮って先ほど送らせて頂きました。

WarmBizも始まります。先ずはシャツのコーディネートで楽しんでみてください。