流行と個性

こんにちは!

秋物の商品が入荷してきました。女性は既に秋のコーディネートを先取りしブーツなども履いているようですが。

そもそも流行とはどこかが作り出しているものだと思います。男性の当店が扱っているような商品の場合は発信源はイタリアですが、一般的にそれが浸透するまでは若干のタイムロスがあるようです。

今のファッションシーン特に若い女性の流行は、一つのものが流行ればどのブランドも同じようなものをおっかけているような感じがします。

この秋の流行はフードにフェイクファーの付いた、ダウンベストをT-シャツの上に着るようなのが流行のようで、既にそういうスタイルで街を歩いている女性も多くみうけられます。

流行と言えば、デニムの股上がどんどん浅くなりおへそを見せるのも女性の流行でしょうが、誰もが見せなくてもいいのに(笑)と思ってしまいます。

流行を追ってもらうことは店側にもいいことですし、多分買っているお客様も安心感があるのでしょう。

しかし、そこで少し個性を発揮してほしいいものだと思います。

あまり女性のファッションに関しては詳しくはないので、メンズに戻しますが、一つのファッションの流れとしてジーンズに上質な素材のジャケットという取り合わせがあるというのを以前のBlogに書いたことはありますが、男性のファッションの場合は全ての人がそういう格好をする訳ではないので、流行そのままをやっても誰もが同じスタイルをするということはないと思いますから、それはそれでいいのですが、(と言うことは女性よりも流行には鈍感であるということなのですが)ちょっとその中に個性を発揮するのも面白いと思います。

例えばジーンズでないものを合わせてみる。

ジーンズは綿ですし、カシミヤを含めジャケットはウール。これを逆転して、ウールのパンツに綿のジャケットを合わせてみるというのも面白いと思います。

写真のパンツはイタリー製のノープリーツのヘリンボーンのパンツです。ポケットのところはチャックになっていて、そのチャックの部分に小さな革の止めが付いております。

さて、この素材だからこそ、上はベルベットの黒のジャケットを合わせてみました。ベルベットですから、カジュアルになり過ぎないと思いますし、ベルベットの下にウールのグレーに普通のパンツを履くよりもお洒落かな?というかかなり個性的な合わせ方かな?と思っております。

私はよくバランスといいますが、アンバランスな素材のものをコーディネートしてバランスよく見せる。ここに個性があるのだと思います。

秋はお洒落ができて楽しいですね。