採寸と体型。足が長かったり短かったり、左右の袖丈が違っていたり。

今日採寸させて頂いたお客様。足が長い。

店頭で採寸する箇所は、首周り、肩幅、左右の袖丈、上胴、中胴、腰廻り、着丈、背丈、胸巾、背巾、肩下、アームホール、カフス廻りなどです。

足が長いかどうか?はどこで分かるか。袖丈の着丈のバランスなのですが、通常は袖丈と着丈はほぼ同じか着丈の方が少し長めになります。着丈というのは、衿の直ぐ下の部分からお尻の下まで。つまりシャツの丈です。ここがあまり短いと直ぐにワイシャツがスラックスからはみ出してきますし、ここは十分の長さを持っていないとオーダーの意味がありません。既製品はコストを下げるためにこの着丈を短くしているものもあります。1着分の用尺(ようじゃく)が少なくてすむからです。

ところが、最近採寸して驚くことが多くなってきました。手の長さのと着丈のバランスが合わないのです。いわゆる「手足が長い」と言うことです。特に若い方がそうなのですが、お尻も上に上がっていて、すらっとした足で、着丈が短い。うらやましい限りです。

今日のお客様も手の長さよりも着丈が短い。相対的に見ても身長の割には着丈が短い。つまり足が長いということです。

色々な体型の方を今まで採寸させて頂きました、色々なパターンがありますが、ほとんどの方が左右の長さが違っていたり、肩がどちらかに下がっていたりと。まったくの正体の方は少ないと思って頂いていいかと思います。

その人の体にあったシャツを作ると言うことはその人の体型を知ると言うことです。