今日の日経流通新聞MJに、イメージコンサルタントの方がお店を出したという記事が載っていました。イメージコンサルタントって何か?検索エンジンで検索してみると、養成講座のようなものもあって、自分にあうカラーを選んでくれたり、コーディネート術を教えてあげたり、依頼があったお客様と一緒に店舗を回りその人の雰囲気、或いはビジネスシーンにあった洋服の提案をしたりという仕事だそうです。それ以外にもイメージをコンサルする訳ですから仕事の内容は多岐にわたるのでしょうけど。
今まではお客様(依頼主)と店舗を回っていてコーディネートをしていたのだけど、今度は自分でお店を出したという記事でした。会費とそのお店を経営されているのに、そのお店で買われた商品の10%を別に頂くということなのですが・・・それってどう?と不思議に思いました。普通は専門店というのはお客様のライフスタイルやその人にその服が合うか合わないか。また行く場所やそのシーンにあった洋服、冠婚葬祭、または旅行など、当たり前のようにコンサルをしてきたつもりなのですが、その料金を別途頂くということですからう~んと首をひねってしまいました。これは専門店のレベルが落ちたのか、お客様がグレードアップしてきたのか?それとも大型流通店舗では対応できなくてそれを補完する物や人の需要がでてきたのか?もしくは自分で考えることのできない消費者が増えてきたのか?考える時間もないのか?どれもが当てはまると思いますけど。
ただ、逆に言うとそういうお店が成り立っていく世の中になるということはとても素敵なことで、地方などでは、まだまだビジネスウェアが作業着くらいにしか思ってない方もいらっしゃいまして、「仕事だから」(仕事だからそんないい服はいらないの意)とおっしゃる方もいるくらいなので、仕事だからこそいい物を着なくてはいけないという認識が世の中全般に広がれば、男性のファッションも楽しくなっていくのは間違いないことです。
役職と洋服は比例する。そして新しい空気や流れを掴むのが企業の経営者や役員の重要な仕事な訳ですから、トレンドと言うものに敏感である必要があると思います。
そして男性も仕事以外に色々なシーンを持った方がいいかと思います。趣味、スポーツ、食事。食事一つにおいても、おでん屋も行くしイタリアンも食べるような。その場所場所によって着ていくものは随分違ってきますから。人としてバリエーションが増える。そして、「仕事だから着ている」から、「楽しいからこの服を着ている」に意識変化が起こる。そう考えます。
いいものを着ているかどうか?誰も分からないから。という人だったら、本当にいいものが分かる人と会った時はビジネスに対してプラスに働くことはありませんね。
華美なお洒落をしなくてもいいとは思いますが、役職やその場所によってコーディネートを考える必要性は今後ますます増大してくると考えます。
昨日は16位今日は?何位?
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