ブランドによってはテーマやキーワードでその年のイメージやカラーを決定する。

東京で来秋冬のスーツジャケット・カジュアルウェアの展示会でした。その後いつもの生地屋さんに行ってこの春夏の新柄発注。

大きなブランドでは展示会ごとにテーマを決めて演出をしたりします。またそのテーマにあわせて色の構成をしたりもします。テーマは都市であったり人であったり。人というのは昔の俳優だとか、その俳優の着こなしをテーマにしたりもします。

このブランドも東欧やアジアの都市をテーマに展開していました。カラーも今までのモノトーンんに加えてボルドーやブラウンなどがイメージカラーでの展開、色のバリエーションも男性物でも豊富になり楽しい時代となりました。このブランドのこの秋冬のカラーはボルドー。カラーを全面に出すのではなく、ブラックやブラウンのジャケットのインナーに使ったり、さし色としての展開です。モスグリーンの細ウネのコーディロイのスーツなども本当にいい色をしていました。グリーンを着こなすのは大変ですが、絶妙の色合いのグリーンです。

カジュアルのスーツはスーツ自体がフォーマルなもの、そして素材をカジュアルなものに、これは究極のお洒落かと思います。料理でもそうですが、甘くて冷たいものと、温かくて苦いもの。アイスクリームにエスプレッソをかけるみたいな。そんな絶妙のコントラストがファッションにとっても究極かと思います。それだけの余裕が欲しいということなのですが。スーツがビジネスとは限らないということです。

色合いに関しては、春は春でパステル調、ペールカラーが人気ですが秋冬もその色合いを出していけるかどうか?というところです。

スタイル+カラーで遊べるようになるともっと楽しいですね。

昨日は12位今日は?何位?


PS.今から表参道ヒルズ見学です(笑)