シャツ生地の巾は日本製と海外のものとは違う・・・?

シャツを作る時はまず生地を選んでもらう。そして採寸する。そして衿型やカフスの型そしてディテールの仕様などをご相談しながら決定していくわけですが。シャツ生地を選択してもらう時には畳んであるもの、板に巻いてあるものをご覧になって頂いたり、そして広げてご自身のボディにあてて見て頂いたり。

何枚かオーダーをして頂くと、生地を見ていただけば大体の雰囲気を掴んで頂けるものかと思います。

生地を選択していただく時には生地をたたんでディスプレイしてありますから、どんな巾かはあまりお気づきにならないと思いますが、シャツ生地には3つの巾がありまして、90センチ巾、110センチ巾、150~160センチのダブル巾と呼ばれるものがあります。

インポートの生地の場合は90センチ巾や150センチ巾が多く、国産の物は現在110センチ巾が多いようです。巾が違えば当然1着分の用尺(ようじゃく)が変わってき、裁断に際する型の置き方も変わってきます。

写真は実際の織機です。生地の商社が外国の工場視察の際に撮ってきたものを掲載させて頂きました。


写真は生地の耳(端っこ)の部分。点々と穴が空いているのは、生地を機械で巻き上げる際に針のようなものが突き刺されそれでロールしていった跡です。こちらの生地はスイスのALUMO(アルモ)の生地で150センチ巾。製品の出来上がりは皆さんよくご覧になっていらっしゃると思いますが、生地にも様々な種類があります。生地の選択によって着心地も随分変わってくるものです。



何とか昨日も4位をキープ。有難うございます。さて今は何位でしょうか?