スーツを長持ちさせるには?スーツのケアは?

今朝ある会社のライターの方にとある冊子に「スーツのケア」のことを書きたいのでお聞きしたいということでご来店を頂きました。

「スーツのケア」?難しい。と言うかハンガーにきちんとかけて、風通しのいいところに置いておいた方がいいし、そして汚れたら、というか汚さないように着た方がいいし。と答えたらありきたりなので。

こう答えました。

1)スーツのポケット(内ポケットではなくて外のポケット)には物を入れるな。型崩れしますからね。しかし結構いらっしゃる。特に車のキーなどを何気なく入れている人。それなりに重たいし、何よりもポコッと膨れているのがかっこ悪い。

2)半袖は着ない方がいい。シャツの袖とスーツの袖の関係はスーツよりもシャツが1センチほど長くて見えていた方がいいと言いますが、これは見栄えもあるのですが、むしろスーツの袖をシャツで守るという意味合いもあります。ですから、シャツを半袖にしてしまうと、汗が直接スーツの裏地に付いて傷めることも勿論ですが、何よりもベタベタして気持ちが悪い。スーツのケアという意味でもそうですが、半袖のシャツにネクタイをするというのは「お洒落」という観点からすると決してカッコいいものではない。半袖というものはあくまでもカジュアルです。

3)これはケアではないかも知れませんが、スラックスの折り目はしっかりついていた方がいい。梅雨時になりますと折り目が消えてしまいますよね。それを付けるというのは身だしなみとしても必要なことですし。それでは折り目をプレスでつける時はどうしたらいいか?これはあて布をしてプレスすると言うことがケアの一つですね。高温でプレスすると生地が光ることがあります。

以上の3点をお話しさせて頂きました。

また、クリーニングはどうすべきか?シャツにしても洗濯回数に応じて痛みがひどくなります。いつもクリーニングに出すということはあまりいいことではないと思います。一番いいのは汚さない。それは無理にしてもできるだけ汚さず、そしてシーズンが終わる時に一度出されたらいいかと思います。食べかすなどがスーツに付着していた場合、そこから虫が食うという場合もあるからです。

だいたいこんな感じですかね。

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