シャツ生地選びはデザイン、色合い、糸番手や風合い。どれもが大事な要素です。

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オーダーシャツを作って頂きましたお客様からこんなご質問を頂きました。「クリニンーグの仕上がりがパリットしなくシワになるのですが・・・」クリーニングから返ってきてパリッと仕上がっているかどうか?と言うのはクリーニングは特別こちらから指定しない限りに糊を入れて仕上げます。ご家庭でお洗濯をしても最近は家庭用のスプレー式の糊がありますからそれをお使いになっていることと思います。

当然、シャツによってはこの糊の乗りがいいものとそうでないものがあるようです。特にイタリアなどのヨーロッパの糸番手の細いもので、しかも糸の撚りの強いものは糊が繊維の中に入っていく隙間が少なく所謂糊付けが悪いと言った状態になるものがあります。

逆にお客様の中では糊が入ってシャツが硬くなるのを嫌がられて糊無しでクリーニング屋さんに指定されている方もいるようです。

どちらが良いか?どちらが好きか?はお客さまの好みでありましてどちらとも言えません。また良い生地。価格が高い生地全てが糊の入りが悪いと言うわけではありません。

私の場合はどちらも好きですし、シーンや着方によっても違うと思います。やはり柔らかくドレープの効いたシャツを着たい時もありますし、糊が入ったパリッとしたシャツを着たい時もあります。

写真のシャツ生地はイタリアのカンクリーニ社のシャツ生地です。カンクリーニ自体はどちらの生地も作っておりますし、張りのあるブロードクロスも得意でありますが、こちらのはざっくり織った生地。オックスフォードなどもそうなのですが、このようにおうとつ感、立体感のある表面に仕上げることによって、シャツの存在感を高めている素材もあります。写真のような生地は糊が入りやすく所謂パリッと仕上がる生地なのです。

デザインも大事ですし、生地の色合いもシャツ生地選びの重要な要素ですが、生地の糸番手や風合いも生地選択な大きな要素です。

ちょっとだけランニングネタ。本日早朝6時起床。6時半から走り、いつもの野田山10キロコース。レースを意識した前向きな走りであの山道を初めて50分切れました。調子も上がってきています。城下町ハーフマラソン頑張ります!


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