色に関して。

最近の日本も色や色合いというものに関しては凄くバリエーションが増えたと思います。先ずそのひとつに車の色。20年30年前ですと、車はほとんどが白。公用車は黒なんて決まっていたものです。赤は一部のスポーツカーだけだったと思います。

これは女性のドライバーが増えたのも一つの要因ではないかと思います。勿論走りにこだわる女性ドライバーの方もいらっしゃると思いますが、ライフスタイルの一つのアイテムとして考えている方も多いでしょう。女性ドライバーの多い軽四やリッターカーと呼ばれる小型車には女性らしいカラーをバリエーションに持った車種が多いのは女性のユーザーを意識しているからでしょう。

当店の前を通る車を見ても、黒、白、赤、は勿論グリーン、グレー、パープル系など。特にグリーン系でも黄緑の車などはどんな洋服に合わせるのだろう?と思うのは洋服を扱っている私だから考えるのでしょうか?

その他では昔だったら考えられないことですが、カラーコンタクト。色々なシーンや洋服とのコーディネートに目の色まで変えてしまいます。

髪の毛だってそうですよね。茶系に染めるのは勿論ですが、シルバーやメッシュ。金髪に至るまで色のオンパレードです。最近ちょっと飽きてきたのか黒に戻すかたも多いようですが。

ただ、色をあまり使うのを規制する動きもあります。景観を大事にしようということで、看板であったり、家の壁面の色など街によっては規制する方向にあると思います。それはその中に住む人が自分の身に着ける色を楽しむ為のものだと思います。

よくヨーロッパなどの景色で、緑の山と青の海と白い壁に赤い屋根が続くような景色を見ることがありますが、以前にテレビで見たシーンに海外でしたが、壁の色を塗る際にカラーパレットを見ながら慎重に壁の色を決め塗る作業をしていた様子がありました。これはまさに街のコーディネートを自らやっている様子でした。

日本にも海外に負けない景色を見ることができる所があります。ただ建物に関しての色の制限はヨーロッパに比べればまだまだだと思います。

これだけ色を使うことが上手になった日本人ですから、色合いを楽しむ為に生活全般の色合いをコーディネートしていく必要があると思います。

写真はスイスのアルモ社の生地。色の組み合わせのバランス感覚はヨーロッパは優れていますよね。


帰省中のところ申し訳ありませんが、クリックでランキングを確認してやって下さい。