ファッション業界の移り変わり。川上と川下、流通も情報発信もスピードとIT時代か?

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当店の直ぐ横には香林坊109があります。昨日のNHKの午後9時からありましたBSの放映NHKスペシャル「東京カワイイ★ウォーズ」をご覧になられましたでしょうか?渋谷の109でのヤングを対象とするレディースファッションの争い(戦い)そして、WEBでの婦人服の販売。ネットでのゴールデンタイムと呼ばれるのが午後9時から午前3時までの6時間この時間帯でどれだけの物が売れるか?などなど。番組の内容を全て伝えるには大変ですが、とにかく、ファッション業界も変わりつつあるようです。いや昔とは全然変わっています。(現在はレディースのヤングの分野だけが顕著なのかももしれませんが)

昔ながらの1年前にコレクションを発表し、それを製作し販売する。所謂川上から川下へという販売の仕方。現在は、今街で流行っている、「かわいい」服をリサーチして2週間で製作して販売する。消費者を流通過程で言う川下とすれば、川下からデザインを吸い上げて川上に持っていくと言うやり方。提案ではなくて、提供する。スピード時代と言いますが、ファッション業界も本当に変わりつつあります。

ファッションも多様化しておりまして、モードを作り出してブランドのオリジナルティーが優先し、顧客を説得しながら服を売る販売と、昨日の番組のように顧客のニーズを吸い取って提供していく販売。流行は作り手側から作られるのと、着る側から作られていくか?と言う判断(考え方)の違いなのでしょうけど、どちらも正解には間違いないのですが、多様化しているということも間違いないということだと思います。

今、片町商店街を含む金沢の中心商店街では駅前に大きなショッピングセンターがこの秋建設されると言うことで、色々な対策や戦略を練っております。この手法は間違いのないことだとは思いますが、Blogを含めてのネットでの情報発信を怠るとお客様を逃がしてしまうのではないかと思います。と言うのは、タウンページでお店情報を得る時代は終わりネットが検索の全てとなっている時代、何を売っているかも分からないところへわざわざ足を運ぶことは少なくなっていくでしょう。

当商店街の皆さんにもお話をしているのですが、ネットで情報発信をしていないお店はお店がないと一緒。たまたまお店の前を通ってお買い物をされる方はいらっしゃるかも知れませんが、今はたまたまと言うことは本当に少ない。昨日の番組でもそうでしたが、雑誌に掲載された「エビちゃん」が着ている同じ服を買い求めにくるお客さん、そして店員もが同じ服を着て接客。これは完全に目的買いという事です。

話があっちへ行ったりこっちへ行ったりしますが、今までのような押し売りが優先する時代ではなくなってきているからこそカスタムオーダーが注目されているのだと思います。

当店には15の衿型と9つのカフスの形があります。あくまでもこれは基本形です。お客様によっては「基本の衿型より更に衿の高さを5ミリ高くして」「基本のカフスの形よりも巾を更に1センチ長くして」「大きな時計をするから左カフスの周りを2センチ右よりも大きくして」と言うようなお客様の体型や要望にあった商品提供を行っております。その中にさりげなく流行も取り入れることも大切なのですが、やはりNO1よりもONLY ONEを求める方が多いと言うことなのでしょうか?

番組の途中で、「お店に行っても欲しいものが売っているかどうか分からない、行ってがっかりするよりは、送料を払ってでもネットで買った方が時間と交通費無駄にはならない」と言うような消費者の声がありました。本当に消費者の方からそんなリアルな言葉をお聞きすると、空想はしていましたが、それが間違いのないことだと思いました。

まだまだ、情報発信量は少ないとは思いますが、これからはネットを見て売れるお店を目指すのは間違いないですが、ネットを見てご来店を頂ける様な店作りもしていきたいと思いました。

今日は真面目?(笑)

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