秋冬の首元の演出マフラー。マフラーは防寒用ではなく、ネクタイ同様お洒落を演出する一つの道具です!

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未だにランナーズハイの私です。あまりにもレース展開が良かったので、もう中毒状態です。今度もまた走りたい!と。

そんなことばかりも言っていられないので、仕事に戻ります。

20数年前、この業界に携わった時。カシミヤと言うのはイタリア製とイギリス製がほとんどでした。日本製もあったのかも知れませんが、あまり見かけたことはありませんでしたね。主たる生産国はイタリアとイギリスでした。カシミヤの毛としての原産国はその当時と今でも変わらず中国、モンゴル、インド北部のヒマラヤ山脈辺りだと思います。

その源毛をイタリアや英国で精製しセーターやマフラーにしていたのだと思います。今では大手量販店でもカシミヤのセーターを販売しております。ただ触ってみればいいものと悪いもの、いや価格の高いものとそうでないものとは明らかだと思いますが。

カシミヤの触りの良さは原産国ではありません、原毛の産国は一緒なのですから、中国の製品も決して悪くはありません、源毛は一緒であれば、機械は日本製のものが導入され、場合によってはイタリアの技術者がそこで教育している場合もあります。当店でもこのカシミヤに関しては中国のものも入っております。ただ決定的に安価なものと違うのはホワイトカシミヤを使っているということです。パステル調に染める場合でももともとの毛の色が汚かったりすると綺麗な色には染まりません、白い綺麗なカシミヤの毛のみを使用したものになります。製品としてはいいものが出来るようになったのですが、日本がこのカシミヤを大量に買う為にカシミヤ山羊を飼う遊牧民が増えそのカシミヤ山羊が根こそぎ草木を食べてしまうので、環境汚染に繋がっているという事実も否定することはできません。ファッションが多様化していく上での問題もあるのだと感じております。

話は戻って20年ほど前のカシミヤのマフラーと言うと主にワインカラーやブラックが中心で今のような華やかな色合いは少なかったと思います。まだまだカシミヤのマフラーをしているということがステータスで、それ以上のファッションの展開がなかったのかも知れません。今は男性ファッションも随分と変わってきまして、カシミヤという素材だけではなく更にファッション性の高いパステル調の色をアクセントカラーに使うようにもなってきました。

中国のカシミヤの話をしましたが、こちらはイタリア製のマフラー。以前はリバーシブルだとカシミヤ100%は少なかったと思いますが、こちらは100%のカシミヤマフラー、オレンジ×ベージュです。今では冬のマフラーはネクタイ同様、洋服のコーディネートで色やスタイル。長さや巾まで変える時代となったようです。

ヨン様ブームも一段落して、今年は本格的なマフラーブームとなると思います。

写真の商品 イタリア製カシミヤ100%税込み価格¥40,950-本体価格¥39,000-

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