100番手双糸、140番手双糸。生地の糸番手は生地を選択する意味でも重要かと思います。

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昨日のシャツの納品を終えてほっとしている私です。シャツのオーダーでミスはほとんどないのですが、一度に10名以上の方を採寸し一度に23枚をお納めした訳ですから、お客様にご不満な点がないか?という事で多少心配しておりました。

昨日のシャツはロンドンストライプですが、糸番手は100番手双糸(そうし)のエジプト綿の生地です。例えば初めてご来店を頂きましたお客様が白のシャツをオーダーしたい。と言われた時は先ずは糸番手の話をさせて頂きます。白のブロードの場合、価格の違いはこの番手の違いになります。当店では通常100番手の生地からお勧めしているのですが、番手が大きければ大きいほど糸が細くなりしなやかにになります。また光沢も出てきます。

価格も100番手から番手が上がってくると高くなってきます。ちなみに当店では100番手がお仕立て上がり¥11,550-。120番手がお仕立て上がり¥13,650-となります。

また100番手双糸の「双糸」と言うのは左の写真の糸、1本のように見えますが、100番手の糸を2本撚って1本にしておりますので双糸という訳です。その反対に一本のものは単糸(たんし)と言います。ちなみに、写真の左側は140番手双糸、右側は80番手双糸となります。

また、もともとの原糸が何かという事も選択の一つになる場合もありますが、当店のブロード生地または柄物もほとんどがエジプト綿を使用した生地です。いい素材のものを使うとどういいのか?という事ですが、いい糸というのはひっぱっても伸びる訳です。繊維に粘りがあるといいますか、綿をずーっと引っ張っていってもプチッと切れにくい。もっとも切れにくいものが海島綿となります。

ただこれもお好みがあり、番手が高いほど、生地の触りもいいですし、光沢もよく柔らかい素材なのですが、もっと張りのある素材の方がお好きな方もいらっしゃいます。これはお客様によって様々ですので、色々お話をさせていきながら生地の決定となります。お好みによっては140番よりも100番をお勧めする場合もあります。

明日は採寸について書こうかな?

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