進化し続ける金港堂のオーダーシャツ

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昨日の凶も終わり、清々しい朝を迎えております。外は曇り空でかなり寒いですけど。ボーナスも出たことで今日当たりはお歳暮の用意で商店街も賑うことと思います。

タイトルは自画自賛で大変恐縮なのですが、昨日もお客様とどんなシャツを作るか?という事でお話をさせて頂いておりました。ほんの数年前まではオーダーシャツと言うのはビジネス用のオーソドックスなものばかりでした。衿はどんな形カフスはどんな形、そして採寸をして身体にフィットさせる。当たり前のことを当たり前にやっておりましたが。最近はいかにお洒落に着るか。シャツが脇役から主役になったようです。

今までのファッションの展開で、例えばスーツのコーディネートですと、ネクタイを褒められることはあったと思いますが、シャツはそのネクタイを引き立たせる為のアイテムであったと思います。ノータイでスーツを着るという新しいスタイルが確立したのもあると思いますが、どんどんシャツのスタイルは変わっていきます。それもお客様との会話の中から生まれてくるものも多い訳です。

本日のシャツ。こちらは実はまだお客様にお納めしておりません。今日辺りご来店を頂く予定なのですが、事前にメールで出来上がったシャツをお送りし、ブログとホームページへの掲載をお断りしております。今までやったことは無かったのですが、ナポリカフスのクレリックです。ナポリカフスの場合は折り返しの表の部分からボタンをかける裏の部分が見えます。このちらっと見える裏の部分をストライプで仕上げるとどうなるか?と言う発想でやってみました。お客様以上にこちらが気に入っています。カフスにも名前をお入れしてあります。更に詳細は当店のホームページでご紹介させて頂いております。

衿型が割りと強調されているのは通常の衿台4センチを5センチに上げ、前衿台も高くしました。あくまでもノータイか芯地の太いタイをお締めになるという前提での作成です。

これ以上アイディアはない?と言うところまできておりますが、色々考えて進化を続けていきたいと思います。

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