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本日ご来店頂きましたお客様との会話で、私も思ったことなのですが、略礼服と言う言葉があります。それでは礼服とは何か?モーニングコート、テイルコート(燕尾服)がそれにあたる訳でしょうが、物の本によりますと、モーニングコートを昼間の正礼装、テイルコートが夜の正礼装だとすると、ディレクターズスーツやタキシードはセミフォーマルウェア(略礼服)とあります。
それでは、日本で着る冠婚葬祭のブラックスーツは何なんだ?と言うことになりますが、恐らく日本独自の略礼服になると思います。その定義をしっかり書いたり言っている人はほとんどいないのが現状で、略の略な訳ですからこれこそいい加減なものなのでしょう。
ダブルの人もいればシングルの人もいるし、ちなみに裾を折り返しにしている人もいたりしますから。またその地方地方によって違いも出てくると思います。保守的な田舎の方に行けばそれなりの決まりがあったりで、都会に行けばもっと融通がきいたりもします。
私の場合、どんな会でどんな立場でどんな場所でどんな時間からスタートするか?などをお聞きしながら洋服のセレクトをさせて頂いております。
意外と洋服は気にしていても、靴がローファーだったりする場合もあったりするのですが(笑)
写真のシャツはタキシード用のドレスシャツ、ウィングカラーでヒダ胸、フロント部分はスタッツボタン仕様のダブルカフスになっております。もちろんこんなオーダーもできます。
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