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最近の話題は賞味期間切れの食料品を販売したとか、賞味期間切れの食材で加工したとか、新聞紙面でもそんな記事を沢山みることができます。
ファッション、衣料は物理的に腐ったりすることはありません。ましてや口に入れるものでは無いわけで味わうことはないわけですから、着心地と言う体型が変わらない以上変わることの無い絶対的な価値を除くと自分で満足できるか?見ている方に良いと思って頂けるか?と言うことですから食料品で言うような賞味期間はありません。ただ腐らないとは言えやはり流行に遅れてくると販売は難しくなりますし、売っている方も嫌になってくるものです。ただ価値観と言うのは色々で、流行遅れでも古着屋さんがあるように古い感覚のものをうまく合わせて自分流に着こなす方もいらっしゃいます。
今日私の子供に「ガンダーラ」(35歳~45歳)からの方ならよく知っていると思いますが、テレビドラマ西遊記の曲でゴダイゴが歌っていた曲を聞かせました。子供の孫悟空は香取慎吾であり、私の孫悟空は堺正章です(笑)しかし子供はこの「ガンダーラ」をえらく気に入りまして、当時の孫悟空をネットで調べていました。賞味期間切れと思った曲でもいい曲はいい曲のようで子供にとっては新鮮だったようです。
多感な時期に触れたものや過ごした環境から得たものはなかなか忘れることができないと思いますし、またその影響というのはとても大きいものかと思います。音楽だけではなくファッションもその通りで、私の年齢ですとちょうどファッションに興味を持ち始めた頃、また自由に自分のお金で洋服を買える時期にはトラッドが全盛、そしてデザイナーズブランドが出始めた時代でもありました。やはりその時に着ていたデザインだとかシルエットを何となく引きずっている事実はあるかと思います。
当時の裾の仕上げはほとんどがダブルでした。洋服のシルエットが代わってきて裾をどのように仕上げるか?と言うのはなかなか問題であります。極端に細いものはシングルに上げますが、やはり年齢によってはダブルのご指定も多いわけであります。逆にほとんどがダブルの時代には年配の方はシングルの仕上げでした。今は裾巾が細くなっても昔流行しましたみゆき族のように短めに裾を上げてダブルに仕上げている人もいますし、それぞれの感性を裾で表現しているような感じもします。私自信は全体の洋服のシルエット、パンツの裾巾そして、お客様のお好みをお聞きしながら裾の仕上げを決定していきます。決して流行に逆らうことはなく、それでもお客様のお好みやその時代時代に育った感性も大事にしてお勧めしていきたいと思います。
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