Pavoniのエスプレッソマシーン Part1

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以前にこのブログを書き始める前に片町商店街のホームページにコラムを書いていました。それがこのブログを書き始めるきっかけみたいにもなったのですが、の時に書いたことで割りと面白いと言われたこと。

何てことはない当店でお出しするコーヒーマシーンのことなのですが、それを今日はちょっと。

イタリア製のエスプレッソマシーンそれはLa Pavoni。写真のマシーンです。もちろん、飾りではなく実際に使用しております。お客様が来られた時は、丁重にカプチーノを入れさせて頂いております。

ちなみに、地下一階の売り場にあり、オーダーなどの長い時間を頂戴する場合のひと時に楽しんで頂いていることが多いのです。ただ、一回一回スイッチを入れて圧を高めなくてはいけない為に、多少の時間がかかりますので、こちらがお話に夢中になってしまったりするとうっかりすることが多い訳です。その時は遠慮なく「コーヒーを」と言って頂ければと思います。

そもそも、このエスプレッソマシーンを最初に購入したのは、二十数年前丁度私が20歳の時に背中に登山用のリュックを背負いヨーロッパ1周放浪の旅に出ていた時です。所謂バックパッカーと言うやつで、ヨーロッパ全土の情報がわずか1冊の地球の歩き方と言う本に収められていたころです。今ではこと細かく何冊もの本になっているでしょうし、情報は事前にネットで収集できると思いますが。その当時は休みになるとヨーロッパに日本の学生がリックを背負い1冊の本の情報だけを頼りにあっちこっちに出かけたようです。また向こうでも色々な出会いがありました。

そこで初めてイタリアに行き本物のエスプレッソを口にしました。もともと、学生の時からコーヒーは好きだったのですが、あの芳醇な香りに参ってしまい、これを日本で飲みたいと思っていました。

このLa Pavoniのエスプレッソマシーンの存在自体は何故かその時から知っていました。最初に写真の当店のマシーンと同様な形のものが出来たのが1961年らしいのですが、当時のセピア色の洋画にも確か登場しているのが記憶にありました。

いざ、購入とミラノの電気屋に飛び込んだらそこにこのマシーンがありました、銀色に輝くマシーン。店員さんはオートマチックの普通のを勧めてきますが、どうしてもこのデザインのものがほしい!そこで、値段を聞き当時5万円くらいだと思いましたが、そのマシーンを買おうと決心し、ふと日本とヨーロッパでは電圧が違うことに気付き、その事を店員に聞くとアメリカへの輸出用のものがあるとのこと。電圧が110ボルトです。日本は100ボルトでその差10ボルト、学生にとっては、5万円の出費は大きいので、万が一持って帰って使い物にならなかったらどうしようと、一旦店を出ました。どうしようかと思案をしていると、ミラノの町を中年位の日本人二人がぶらぶらと観光をしていました、私は何故そんなことをいきなり聞けたのか今は不思議なのですが、明らかに私より大人の二人に「すみません。今エスプレッソマシーンを買おうと思うのですが、110ボルト日本で使えますかね?」と道行く二人をつかまえ聞いてた訳です。

その一人は「10ボルトくらいは誤差の範囲大丈夫!」とニコっと笑ってこのように言ってくれたと思います。再度電気屋の扉を開けることができました。これが、私のエスプレッソへの道第一歩の始まりです。何も考えずに道行く人によく声をかけられたと思います。

その後日本に帰ってきて、このエスプレッソマシーンでコーヒーを飲もうと思ったのですが・・・

明日どうなったか?を書きますね。

続く。

ちなみにこのエスプレッソマシーンを扱っている会社はこちら

そしてイタリアのメーカーのオフィシャルサイトはこちら
サイト開いたらびっくりしますよ。「トゥーランドット」が流れます。

サイトで色々調べると、世界で始めてエスプレッソマシーンを作った会社でニューヨーク近代美術館にも展示されているそうです。

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