今更ながら、プレーンノット、セミウィンザーノット、ウィンザーノット。タイの結び方。

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4月1日。年度の初めです。たまたま日曜日ですが、明日からは企業でも新入社員を迎えたり、移動で新しい部署に配属になったりで、気分も新たにといったところでしょうか。

私が初めてネクタイを結んだのはいつだったか覚えておりません。大学生の時だったと思います。ほとんどの方がリクルート活動などで、既にスーツを着用されていると思いますので、新入社員になって初めてネクタイを締めるなんていうことはないと思いますが、改めてネクタイの結び方などを。

プレーンノット、セミウィンザーノット、ウィンザーノット。その他にもあまりされる方はいらっしゃらないかも知れませんが、ダブルノットと言うのもあります。ここではそれぞれの結び方を話すつもりはありませんが、私がネクタイを締める時のちょっとしたコツを。

私の場合は身長が低い。公称165センチ。実際は1センチほど足りないと思います。最近は少なくなりましたが、インポートのネクタイは長い場合が多く、結ぶと長くなることが多い訳です。長くなるのも問題ですが、背の高い人が長めのネクタイを探される方も難しいと思います。何しろ小剣がタイの後ろのループに入らない人もいる訳でして。

そんな私、タイが長い時はセミウィンザーやウィンザーノットで締めます。そんなことをしたら結び目が大きくなると仰る方もいらっしゃると思いますが、実はそうならないようなコツがあります。

こちらが、プレーンノットで結んだタイ。確かに結び方も簡単で、スマートな感じはしますが、難点は綺麗な三角にならないということ。納まりが悪いのです。写真をご覧になって頂いても分かると思いますが、タイの結び目が傾いているでしょ。しかし、多くの方がこの結び方だと思います。もう少しボリュームを出したいと言う時はプレーンノットのやり方でもう一度ぐるっと回してダブルノットで結ぶこともあります。ボリュームは出ますが、結び目が細長く見えるのが難点。

それで、結んだ状態で、大剣と小剣のバランスを見てみると、プレーンノットでちょうどいいバランスになりました。


それではウィンザーノットの結び方ですが、結び方はここではご説明しませんが、ウィンザーノットやセミウィンザーノットにすると結び目が大きくなる。これは仕方がないことであります。ただ「おむすび」のようになっては困りますので、私の場合は写真のように小剣を一度半分に折ります。最近のタイは小剣も割と太くなっています。私の思うところ、プレーンノットが基本でプレーンノットでもある程度ボリュームが出るように考えられているのだと思いますが、半分に折ることによって、基本的には細くなった小剣にタイをからませていく訳ですから、全体のボリュームは落ちる訳であります。

どちらが綺麗な結び方かというのは衿の形状やスーツとのバランスなどによっても違ってきますが、ウィンザーノットの方が綺麗な三角になるのは間違いありません。ワイドスプレットなどの衿の場合はこの締め方の方が綺麗に納まると思います。後はこれも好みがあるかも知れませんが、綺麗に深くディンプル(えくぼ)を入れます。


この結び方にしますと、やはりネクタイの長さもある程度必要となりますので、同じバランスでタイを締めても10センチほど短くなります。大剣と小剣のバランスを同じようにもっていくと全体で5センチくらいはプレーンノットで結ぶより短くなると思います。


全てのスタイルに当てはまる訳ではありませんが、色々な締め方やコツを知っておいて損はないかと。ウィンザーノットで締めると言うことはネクタイにも負荷がかかりますが、いいネクタイはシルクの厚みや打ち込みも違います。一日丸めておけば綺麗に元に戻ります。タイの価格は柄だけではなく、生地の質にも関係してきます。

それにしてもこのタイ綺麗だと思いませんか?イタリア、フィレンツェのFippo Sarriこの春の新作です。¥19,950-

さて、4月気分も改めて頑張りましょう!

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