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先日お客様のお勧めもあり「洒脱自在」という本を購入してみました。著者は服飾評論家の「遠山周平」協力がユナイテッドアローズとあり、巻末にはユナイティドアローズの栗野宏文氏との対談が掲載されています。
40代、50代、60代の大人の男性ファッションを主に書いてあります。内容に関してはその年代のお洒落について基本から着崩しまでアイテムに応じて綴ってあります。と言えども基本はトラッド、ベーシックなものであることは間違いなく、ベーシックなものの上に着崩しがあるという感じでしょうか。またトラッディショナルは常に新しいとも記されています。
実は私としては本編の内容よりは巻末の対談に興味が引かれ、また納得できる言葉も色々ありました。「ルールを知っていると遊べる・・・」と言う言葉。確かにそうで、ルールを知らないで遊んでしまうと、ちぐはぐなものになりがちで、実際の私の若い頃がそうでした、昨日のエントリでも書きましたように、素材よりもスタイルで入ってしまったりしておりました。恐らくとんでもない姿をしていたと思います。
また、本文を記載することはやめますが、小売をずーっとやってくると、「絶対ということはありえない」と言うこと、ここにも共感するものがあります。ただ変わることに価値はあっても芯には変わらない真実があるというということを知っておくと言う大切さ。ここの変わらない真実と言うのは言葉で表現することはとても難しいのですが、確かに感覚的にあるのは間違いありません、それはルールとはまた違う感覚のものです。「感性」と表現するには逆にあまりにもアバウトすぎたりもするのですが。。。
もし機会がありましたらお読み下さい。「酒脱自在」中央公論社 遠山周平著
本日北陸朝日放送の「スーパーJチャンネル金曜版」午後4時50分スタートで私出演の予定です。お時間ありましたら是非ご覧下さい。
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