新人の歌手なり、女優であったり。ブラウン管、おっと今はブラウン管ではなくて、液晶とかプラズマって言うのか？「新人歌手がブラウン管に登場！」ではなくて「新人歌手が液晶に登場！」と言うのでしょうか？
まぁそんなことはどうでもいいのですが、テレビに出てきたばかりの時よりも暫く経つとどんどん美しくなるのは、センスも磨かれるのは勿論でしょうけど、自分が見られているという意識から美しくなるとよく言われます。自意識過剰なくらいが、美しさや男性で言うと格好良さに繋がっていくと思います。
それでは他人から見られる前に自分を見つめることがあるか？
我々ファッション業界に身を置いているものとしは当たり前であまり気づいていなかったのですが、姿見と言うものがあります。全身を移す鏡。これが家庭にあるのとないのとはかなり違うと思います。人に見られる前に自分の姿を映して見る。別にトイレの鏡だって見れると言われる方もいらっしゃると思いますが、大事なのは全体のバランスなのです。そうシルエット。例えば新しく買ったジャケットと10年前のパンツをコーディネートする。色と素材はぴったりあっているし間違いないと思っても、シルエットが合っていない可能性と言うのは高いです。タイトなジャケットに折り目も入っていないスリータックのパンツ。これは極端な例ですが、それでもコーディネートには素材も大事ですが、シルエットのコーディネートも大事。
ディテールを映す鏡も確かに必要ですが、バランスを見る鏡も必要です。ショーウィンドウのガラスの反射でもかまいませんが、要は自分を見つめることによって、自分が見られていると感ずることも大事ということです。見られていると思ったら変な格好できませんからね。
誰も見ていない、誰にも見られていない。と考えるようになったら老化の始まりかもしれませんよ。一度等身大の自分の姿を映して見てください。見られる前に見てみる。そして上下のバランスを測ってみる。美しく、そしてカッコよくなれるかも知れませんね。
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