
以前にカフスの仕様のことでコメントを頂いておりました。
カフスボタンもボタンどめもできるシャツですが、通常ビジネス用の既製品のシャツはほとんどがそうなっているかと思います。所謂コンバーチブルと言うスタイルで、ボタンでもとめられるし、カフスボタンもできるというスタイルです。

ですからボタンの付いている方にもボタンホールが付いているわけです。カフスをする場合はボタンと反対側のカフスの位置からカフスボタンを挿すのでこのボタン側はちょうどカフスの内側、カフスが外側だとすると身体の方に向かった位置にこのボタンがきますので人からは見えない位置にきますなります。

袖とカフスはその2つのパーツだけでできているわけではなくて、「剣ぼろ」と呼ばれる細長いパーツがカフスと袖のところに付いております。通常はボタンが一つ付いていて、それを外すと袖口が広がり袖を通しやすくすることができます。コンバーチブル仕様の場合にはこのカフスをしてもこの剣ボロについているボタンはスムーズにはめることができます。

こちらはシングルカフスの仕様の場合。ボタンどめだけの仕様です。ボタンをとめた時点では剣ボロのボタンもうまくとめる事ができます。

仮にこの仕様のままでカフスボタンをとめようとすると(ボタンホールは開いていませんが)剣ボロをねじるようになるので、剣ボロのボタンはとめることはできません。コンバーチブルとボタンどめだけのシングル仕様ですと、剣ボロの付け方に違いができてくる訳です。となるとシングルの仕様のものを穴さえ開ければコンバーチブルになるか?と言うと剣ボロの仕様まで変えなくてはいけないと言うことです。
なかなか写真だけではご説明しにくかったのですが、要はカフスもボタンもできるような仕様にするには、ボタン側にもボタンホールを開け、剣ボロもねじったように付ける必要があるということです。
今日はなんだか取り説みたいなブログになってしまいました。明日をまたご期待下さい(笑)
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