A県H市K氏のシャツ

昨日に続いてオーダーシャツ編

本日はネットでご注文を頂きましたお客様。遠方ですがネットは関係ありません。ネットでのオーダーの際は顔を拝見できない分、メールでのやり取りが頻繁になりますので、余計に親しみ(お客様には失礼ですが)と言いますか、リアルとはまた違う親密感が生まれるものであります。(私が勝手に感じていることかも知れませんが)

最初に一枚オーダーを頂き、仕様に関して色々お話をさせて頂きまして、縫製に関しても信頼して頂いたのでしょうか。二度目は一度に3枚のオーダーでした。お客様から衿の雰囲気に関して当店のモデルからお好みの形へと更に変化を加えワイドより若干開きめの衿型。

そして生地のセレクト、そしてそれぞれの仕様に関してはお客様がお考えになった仕様のとおりに行いました。非常にバランスのとれたセレクト。

ホワイトとブルーとレッド。デザインはほぼ一緒なのですが、色合いによって印象が随分違います。

先ずは白いシャツ。白のブロードですが、ボタン付け糸とボタンホール糸をグレーにして、冠婚葬祭に使うようなイメージではなくお洒落を楽しむ白の演出です。次はこちら。

ブルーの涼しげな色合いのシャツ。イタリアはカンクリーニ社の生地を使用。こちらもボタンホール糸ボタン付け糸をブルーにして爽やかな雰囲気の演出です。

そしてこちら。こちらもイタリアのカンクリーニの生地ですが先の二つとは全く印象の違う赤。ストライプのバランスも良くてあまり赤も強くありません。ここでボタンホール糸とボタン付け糸を何色にするかで、メールのやり取りをしましたが、ワインか、レッドか。生地の雰囲気をあまり重たくしたくなかったのでここはレッドで。そしてこれもお客様の指定で、生地の雰囲気から言って少しカジュアルテイストを加えドゥエボットーニに。

うまく三つの色合いの特徴をデザインに反映させた出来上がりとなりました。

最近こうやってネットからもご注文頂きます。冒頭にも書きましたが、ネットはネットならではのお客様とのコミュニケーションの楽しさ。「いったいどんな方が当店のシャツをお作り頂いているのだろう?」と空想しながらメールを打つこと。そしてお送りして「良かった」とお褒めを頂く瞬間は何とも言えない商売をやっていて良かったと思える瞬間であります。

下のリンク・バナーをクリックして頂きますと、当店が参加中のブログランキングにポイントが入ります。
クリックで応援お願い致します。