商売をやっていて一番うれしい事。一生に一度の晴れ舞台。それを彩るウィングカラーの作成。

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今日は残業です。家で(笑)まぁブログは帰ってから更新することはよくあるのですが、紳士洋品販売は接客業。基本的には店が開いている時間以外は仕事はできない訳であります。まぁ経理的な仕事を除けば。ネットでオーダーシャツをご紹介させて頂くようになると、お問い合わせのご返信をさせて頂くことも多くなりまして、そんなこんなで一日を過ごしていますと、納期が迫ったオーダーシャツのボタン付けが。鳥足掛けのボタン付けは私の方に回ってきます。ブログを書き終えてから頑張ってボタンをつけます。

さて、お客様に品物をお納めしてから電話を頂くことがあります。ご商売をされている方は分かるかと思いますが、一瞬「ドキ」っと。先ずは商品に問題があったかどうか?発送に間違いがなかったか?などとどちらかと言うと悪い方に考えがちなのですが。

実は1月ほど前インターネットを見てきました。と言うお客様。他県からだったのですが、結婚式のタキシードに着るシャツを作りたいとのことでした。こうやってご来店を頂くのもネットのおかげなのですが、お客様のイメージされたものを具現化したい。イメージとはまったく同じではなくてもそれを超越するようなデザインの提案をしたい。と思う訳です。

ご結婚されると言うことですし、一生に一度の晴れ舞台な訳です。責任重大。お客様のイメージはサテンの光沢のあるシャツをお召しになりたいとのことでした。あいにく綿のサテンの生地がなく、あってもお客様がイメージされる光沢のものではありませんでした。また当日ご着用される予定のタキシードの写真もデジカメの液晶を通して拝見させて頂きました。

そこで私はひらめきました。通常のシャツ生地の一部使いにポリエステルのサテンは使えないか?と。当店の商品の中にノータイでもフォーマルなシーンに使えるような衿の先にサテンの生地をあててあるものがありましたのでそこからヒントを得て。身頃はイタリア製の白のドビー柄それもビジネスで使うものよりも少し大きな柄をチョイスして、ウィングカラーの衿の部分、そして比翼になったフロントの部分、そして考えたのがカフスの半分をサテンの生地を使用するということでした。お客様に一通り説明しました。ご納得頂きましたが出来上がりの想像はなかなか難しかったと思います。そして出来上がったのが下の写真。

説明させて頂いたように衿とカフスとフロントの部分は光沢があると思います。
そして、カフスの部分を拡大してみると。
これでよく分かって頂けると思います。

そして、昨日お電話を頂きました。「本当にいいシャツを作って頂いて、本人も喜んでおります」とまだ今の段階では婚約者の方ですね。女性の第一声がそんな言葉だったと思います。そしてご主人の方が電話に出られて、また何かの機会があったらよろしくお願いいたします。との本当に暖かいお言葉も頂きました。そして私はすかさず、「ホームページでご紹介させて頂いてもよろしいですか?」とお願いしまして、今日のご紹介となった訳です。

本当にご来店ご注文を頂きまして有難うございます。そしてお幸せにと心から祈る私でした。

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