ユニクロがバーニーズ・ニューヨークを1100億円で買収か？
正確に言いますとユニクロではなくてユニクロを傘下に持つファーストリテイリングが買収か？ということなのですが。
何が私にとって興味津々か？と言いますと、日本でのバーニーズ・ニューヨークの展開は伊勢丹。伊勢丹と言えば今では新宿のメンズ館の大ヒットを含めてデパートと言うカテゴリーの中ではファッションに関しては抜きん出ている存在であります。
伊勢丹の歴史というものを伊勢丹のホームページで確認しますと。1989.バーニーズと提携 1989.6 （株）バーニーズジャパン設立とありまして、翌年バーニーズニューヨーク新宿店オープンし1993年にバーニーズニューヨーク横浜店オープンにオープンさせております。その後私の記憶に間違いがなければ、バーニーズ･ニューヨーク本体のてこ入れも伊勢丹がしたのですが、本家本元はビジネス的にはうまくいかず赤字が続いていたと言うのを以前に聞いておりました。その時点で提携をどうかしたような話も聞いたような・・・不確かな話で申し訳ないのですが。
今の提携状態はどうなっているかこの伊勢丹のホームページを見ても記載はありません。しかし現に伊勢丹が日本でのバーニーズ・ニューヨークを展開していることは間違いないと思います。
逆に言いますと伊勢丹はこのバーニーズ・ニューヨークを展開することによってファッションの伊勢丹としての地位を固めていったのも事実かと。
それは何故かと言いますと、ほとんどのデパートと伊勢丹の大きな違いはメンズ館の平場の展開を見てよく分かりますように、伊勢丹のバイヤーが見て、伊勢丹が選んだものを集めて展開しているということ、これは我々メンズショップのオーナーであれば自分で集めた商品を売ると言うのは当たり前の話な訳ですが、通常のデパートは場貸しであります。実際は違うのかもしれませんがそうとしか見えない。流行のブランド、売れているものを大きな建物にどのように配置するかというのがそうでありまして、独自に展開しているのは催事くらいでしょうか？その証拠にデパートの1階の正面はほぼ決まったブランドが面積を占めております。
ところが伊勢丹の場合はこのバーニーズ･ニューヨークを展開するにあたって伊勢丹自体が目利きのできるバイヤーを育てていった訳であります。つまり今の伊勢丹の地位とそして価値を高めていったのもこのバーニーズ･ニューヨークがあったからかと。
そのバーニーズ･ニューヨークをファーストリテイリングが買収したものですから、今後の関係はどうなっていくのか？と言うことに興味津々な訳であります。
と今日はファッションネタでもちょっと業界より。ご清聴有難うございました。
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以下２００７年７月７日加筆訂正をさせて頂きました。
上記の内容でブログを書きましたが、２００６年以降は日本でのバーニーズニューヨークの展開は住友商事が行っているようです。現在伊勢丹との関係はないようです。伊勢丹のホームページ内にその事実の記載がなかったので、確認せずに記載してしまいました。関係者の方がごらんになったら不快な内容だったかもしれません。お詫びします。
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