本物しか生き残れない!

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今日は朝お客様からお電話「先日の修理のパンツを持っていきたいけど、急いでいるので車から渡したい」とのこと。当店でもよくやりますドライブスルーでございます(笑)出来上がりの商品の受け渡しを到着前にお電話を頂き、店頭でお渡し致します。

暫く店のスタッフと二人で店前で待っていると・・・真っ赤なアルファロメオが30メートル先に止まりました。スタッフ「あのお車じゃない?」私「うそ~あのお客様70歳もかなり超えてるはずだぜ!赤のアルファロメオはないやろ・・・」暫くするとその真っ赤なアルファロメオから降りて手を振るお客様。大変失礼致しました^^; 本心でお客様に「かっこいい車ですね!」とお話すると。少し恥ずかしそうにしながらも発進されていきました。

当店のお客様は40代~50代のお客様が中心。ネットでご注文を頂くお客様には30代や20代の方もいらっしゃいますが、アパレル業界70歳をメインターゲットに企画を練っている会社はほとんどない訳でありまして、気の若いお客様はいくつになってもそれなりのスタイルとファッション感覚も持っている訳でございます。

しかし歳ばかり言って恐縮ですが70を超えて真っ赤なアルファロメオとはね・・・ちなみにそのお客様やはりそのようなお歳には全くみえません。ロマンスグレー(ちょっと古い?)のいい男です。

さて、当店で扱うネクタイ、中心は価格に関係なくインポートのネクタイがほとんどなのですが、最近はクールビズの影響、それよりも中国の安価なネクタイの流通によりネクタイの国内大手メーカーは10年程前からどんどん廃業を余儀なくされ、百貨店などに入れているメーカーもかなり苦しいと聞いております(業界の話)

中国の安価なものと、インポートの高価なものとの間に挟まれて方向性を失ったと言うのが本当なのでしょう?デザイナーズブランドやデザイナーズに限らずイタリアのネクタイはどこかが違う・・・明らかに違う部分もあるのですが、どこかが違うと言うのは雰囲気なのです。ただ高い価格を付けている訳ではなく、そして生地の質や柄だけではなくネクタイの持つ風合いのようなものがやはり違う。その風合いを本物だとすると。既存の日本のネクタイにはその風合いは感じられないところがあります。西陣織のようにイタリアのネクタイとは違う独特な雰囲気や柄を出しているメーカーはまたそれで生き残っていけるのでしょうけど、その風合いに近づけなかった日本のメーカーは今度は中国製との差別化に負けてしまったのかと思っております。批判もおありかと思いますが、現状かなり厳しいですし、当店のネクタイの売り上げの比率を見ても頷けます。

本物であるからこそ、イタリアのネクタイは世界で勝負ができる。最近は価値観の多様化によりその価値を価値と認める人の層が様々になってきております。所謂薄くなったと言いますか。差別化と言いますが、差別されるようになったと言うのが本当かと。薄くなればエリアを広げていかなくては生き残っていけない世界なのかと思います。日本で勝負していた業種、業界は世界へ、地域で勝負をしていた人は日本へ。薄くなった層をエリアでカバーする必要があるのかと。やはりどの世界でもそうですが本物でないと生き残ってはいけない時代かと思います。

GEORGIO ARMANI TIE ¥15,750- この黒ベースにペパーミントグリーンのライン。普通は考え付かない配色だろうなぁ・・・
またこんな内容じゃブログランキング落ちるのだろうなぁと思いますが、今日も
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