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こんなことを書いていいのか?と思いましたが、決して悪いことではないと思いましたので書くことにしました。
今日は知り合いのお通夜でした。表現が的確かどうか分かりませんが、立派なお通夜でした。大変多くの方々がお参りに来ていましたのでブログをご覧になっている方も行かれた方もいらっしゃるかも知れません。
まだ53歳の若さにして、逝かれた訳ですが、本当に生前の人柄の通りのお通夜でした。最初に焼香を済ませた時に何かいつもと違うお通夜の雰囲気。席に座って気づいたのは、かかっている音楽。Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス)のWe're all aloneが流れているのです。通常ならしんみりした雰囲気の式場ですが、勿論お若くして亡くなられていますのですすり泣く声も聞こえるのですが、いつもと違ってみんな故人をしのんで談笑しているのが分かります。
祭壇にはDeep PurpleをはじめとするLPが何枚か飾られています。音楽好きの人柄がしのばれます。そして喪主であるお父様の話の前に、30年以上故人とお付き合いのあるという方のギター演奏がありました。オリジナルで故人の名前を付けた曲。これらの演出は闘病の末に亡くなられた故人が望まれたものか、遺族が故人の意思を尊重し行ったものかは私には分かりませんが、泣きながら故人のことを語り演奏をする曲に参列された方は聞き入っておりました。
そしてその演奏が終了後、参列されている方の拍手がありました。何度もこういう悲しい席に参列することはありましたが、式場で拍手を聞くことは初めての経験です。ギター演奏に拍手いや故人への拍手と感じました。
立派で素晴らしいお通夜だったと思います。人の為に尽くすことが当たり前のように思われていた方ですが、亡くなることは本当に悲しいことですが、その太く長い人生に拍手を送りたいそんなお通夜でありました。
生き方もありますが、死に方もあるのだな・・・と感じるとともに、生き方=死に方なのかも知れないと感じた訳です。何故か終わった後の参列した友人と和やかに話しもし、お通夜の席を後にしました。
本当にこんな貧困な表現しかできませんが、立派なお通夜だったと思いました。立派なお通夜ができる立派な方だったのかと思います。悔いがない訳はないと思いますが、本当に立派に生き抜かれた方だったと思います。そしてお子さんが笑顔で参列されている方に挨拶をされているのが印象的でした。
今日はこんなブログで申し訳ありません。
このまま終わったのでは私のブログらしくはないと思いますのであえてファッションのことを書かせて頂きます。
実は私の礼服。形はシングルのピークラベルの黒の上下ですが、生地は英国のSCABAL(スキャバル)製でございます。今はイタリアの生地が主流ではありますが、サビエルローやジャーミンストリートなど紳士のお洒落を代表するストリートを持つ英国ですし、昔から紳士が着用するスーツ生地は英国製のものが主流であった時代もありました。SCABALやDORMEILなどのブランドは昔からテーラーで洋服を仕立てていた方はほとんどご存知の生地ブランドかと思います。最近はイタリアのスーツもスタイルはタイトなブリティッシュ調なデザインが増えてきたことと、フワフワの柔らかい生地から英国の張りのある生地への流行の推移によってまたこのようなブランドが見直されているのも事実かと思います。そんな中当店でもSCABALのタイが入荷してきました。英国にはその他DUNHILL(ダンヒル)と言うブランドもありますが、英国のタイと言えばレジメンタル。イタリアのタイでもレジメンタルが主流なのですが、ストライプとなるとやはり英国のデザインは一味違いますね。イタリア、英国どちらも素敵なのですが、何となく雰囲気が違う。英国のタイもこの秋トライされてみたらいかがでしょうか?
どうして最後を締めたらいいのか分からなくなりましたが、今日はここまで、明日からも自分らしく頑張って生きたいと思います。まだまだ生き方があまいと感じた今日でした。
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