最近テレビを見ていますと、いかにも高そうな大きな機械時計をしている芸能人を見ます。
時計の流行もやはりそうなっていて、黒のドレッシーな時計よりも、クロノグラフなどの多針のものが多いようです。時計と言うのはもはや時間を知るためのものではなくて、宝飾品となっているのでしょうね。宝飾品と言っても今までのようにダイヤなどの宝石を散りばめたものではなくて、機械そのものの精密性やフォルムの美しさを競った時計が多いようです。もともと男性は機械ものが好きで、精密な機械が時を刻む、そう言うことに価値観を見出し高価なものを買うようになってきているのだと思います。裏面がスケルトン(透明)になって機械が動くのが見える時計が最近多いのもそういうことかと思います。
時計の流行がそうなっているのは良いのですが・・・と言うか私も欲しいのですが。そのような時計をしている芸能人。特に目立つのが関西出身のお笑い系から司会業などをやっている方々は時計と洋服のバランスが悪いのではないか?と。
時計の割りにはスーツの着こなしがイマイチ。恐らくはスタイリストが選んでくるのだと思うのですが、サイズも何となく合っていない。借り物なのかスーツの袖が長すぎる。
またスーツ自体のセレクト、そしてシャツのデザインや柄、それに合わせたネクタイのセレクトや締め方。一般的なビジネスウェアと言う感じ。ビジネスウェアとしてのオーソドックスなコーディネートと着こなしをするのであれば大きく華美な時計よりも、PATECK PHILIPPEやGRAND SEIKOのクラッシックタイプが似合いそうなスタイルな訳です。その方がよほど理知的にも見えると言うものです。ただ芸能人にそれらは求めてられていないとしたら、それらしい着こなしをして欲しいものです。
また、逆に華美なお洒落を求められるより、実直さや理知的な装いを求められる職業の方にはスーツのセレクトは勿論ですが、時計もそれなりのクラッシックなものの方が良いかと思います。
スーツには、いかにもお洒落に見えるシルエットも極端なデザインのものと、素材を吟味しクラッシックなシルエットで縫製もしっかりとしたスーツと両方あると思います。それぞれにやはり適した時計もあると思います。
男性の場合はネックレスなどの宝飾品はつけませんが、女性に置き換えて言うと、これらの着こなしはオフィースで着る制服にダイヤモンドを散りばめたネックレスをしているような感じ。所謂バランスが悪いと言うことです。
私も男性ですから時計のような機械ものは好きですし、高価な多針の精密時計も欲しいと思いますが、それに合った洋服とコーディネートしたいものです。
わたしの場合は、どんな時計をしているか?決して高価な機械時計ではありません。クォーツです。ただ何を心がけているかと言うと、茶色の靴を履いた場合は茶色のベルトの時計。黒の場合は黒のベルトの時計。どちらかと言うと茶系を着る時はカジュアルな雰囲気なコーディネートが多いですから時計もカジュアルな雰囲気のもの。黒はドレスタイプの薄いものをするようにしております。
時計が主ではなくて、洋服の雰囲気で時計や、時計のベルトの色合いをセレクトします。ようはバランスの問題かと思います。
スーツの袖口の話もしましたので。
オーダーシャツを作りに来られたお客様に左右の袖丈を計り、左右違うのであれば勿論違うように作ります。また厚い時計をされている方には左右のカフスの周りの大きさを変えることも致します。ただ左右の袖の長さを変えてもスーツの袖の長さが一緒では意味がありません。既製品のスーツを買う場合も上着をご着用頂き、鏡の前に立ってシャツが袖から1センチ出ているか?オーダーシャツの場合はシャツの袖丈を合わせていますから、そのシャツを着て鏡の前に立った時にスーツの袖口からでるシャツの出方が左右違う場合は洋服の袖丈の長さの調整が必要な場合もあります。スタイリストが持ってきた借り物みたいにならないように気をつけたいものですね。
ル・コルビジェ
こんにちは。
僕はiwcのポルトギーゼが大好きです。
kinkodo
ル・コルビジェさん今年も宜しくお願い致します。
BlogのIWCの写真では厚みは分かりませんが、フェースはクラッシックな感じでいいですね。
しかし凄いコレクションですね。
はっちゃん
まあ日本人、気付けばどこもかしこもヨーロッパ文化ですな。
と言いながら決して嫌いではありません(笑)
実際私もその手の時計は2本ほど所有しておりますが確かに味わい深いものです
GS(グランドセイコー)やパテックはオーラが強すぎて「欲しい」だけではなかなか買えない代物ですね、私なんかは勇気がありません。
マラソンの高橋尚子さん時計好きでシドニー優勝の際にご褒美として森さんから「なんでもあげる」の言葉に甘えてなんとパテックもらってました!ポケットマネーだったんでしょうね!?
kinkodoさんの仕事も私の仕事も元を正せばヨーロッパ文化
これだけ浸透するって事は日本人とヨーロッパの人って相通じるものがあるんでしょうかね
それでは明日の新年会楽しみにしてます
kinkodo
はっちゃんこんばんは。
高橋尚子さんが時計好きとは初耳ですわ。しかもパティックですか。凄い。
はっちゃん。次回のマラソン金メダルは無理でも自己新塗り替えたらパティックくれるなら真剣に走りますが(笑)
ちょい不良オヤジのジローラモはヨーロッパの蚤の市でアンティークの時計を探して買い集めそれをコレクションにしていると言ってました。そんな趣味でもいいですよね。私も一つ持っているのですが、今は動かなくなってしまいました。
本当は修理したいのですが、修理代がいくらかかるか怖くって。
ヨーロッパ文化といいますか、もう和服脱いで、洋服着ている時点からオリジナルはヨーロッパなのですよ。それを真似るしかない訳です。確かに日本のデザイナーも沢山海外に出て活躍していますが、全体的な底上げはまだまだかと。
文化としてはまだ根付いてないのが本当かと思います。私も日々勉強です。
明日は宜しくお願い致します。楽しい新年会になりそうですね。