そんなにシャツを買ってどうするの?

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先ずは早朝の新宿の朝焼けから。
早朝の新宿
やはりホテルでの熟睡は難しい。エアコン切るのを忘れて変な寝汗をかいて起きたり。あまりすっきりはしない夜明け。まだ眠い。

さて、今日は商店街の視察を終えた後、少し時間を頂きましてシャツ生地の仕入れを。色々ご要望を頂いておりましたので、ご要望に応じた仕入れをしてきました。ただトーマスメイソンの140番ゴールドラインと、デビット&ジョン・アンダーソンが昨年の内に入荷予定のはずがまだ入ってこないとのこと。

それ以外もカンクリーニや、アルビニ、アルモ、オルトリーナや他多数の生地を仕入れてまいりました。今週中には入荷の予定ですので、サイトにもできるだけ早くアップしたいと思いますが、宜しくお願い致します。

帰りの飛行機ではいつものこと、離陸して暫くして飲み物のサービスが始まります。席の先から順番に、「ジュースにしますか、スープにしますか。」タイミングよく答えなければいけない、答えた後、いや先、いや絶妙なタイミングで、前の座席からテーブルを倒さなくてはいけない。あの微笑に答えなくてはいけないという恐怖心を覚えながら、キャビンアテンダントを待ちます。今日は完璧なタイミングで「スープ」と言えました。本当は「コーヒー」って言いたかったのだけど、何となくそのタイミングでは「スープ」としか言えなかった。まだあの微笑にまともに対応できません。

さて、今日のタイトル「そんなにシャツを買ってどうするの?」ですが。

これはこの出張中の機内で読んだ本の帯にあった言葉です。
村上龍さん本
村上 龍 著 「案外、買い物好き」幻冬舎2007年第一刷のエッセイ集です。実は友人からシャツ屋が泣いて喜びそうな本だとメールを頂き直ぐに書店へ。

村上 龍と言えば1976年『限りなく透明に近いブルー』など多くのヒット著書を持っている作家ですが、こちらはエッセイと言うことで、中田英寿選手のサッカーの応援に行くようになって、イタリアのシャツを好きになりいつのまにかシャツを買いあさるようになったというようなことを書いてありました。

所謂シャツを買うと言う消費者としての目線で書いてあるので、私としてはとても新鮮に感じました。

この本を読んで頂くのが一番ですが、イタリア人は何故ブルーのシャツを着るか?など楽しい話題も豊富な一冊でした。イタリア人って本当にシャツが好きだと思います。ジーンズにもシャツ。カジュアルでもシャツを上手に着ています。若い人でもジーンズにカットソウなどは合わせることは少ないと思います。。だから若くても大人っぽくそして色っぽい。

いい年した中年のオヤジがジーンズにスゥエットシャツ(トレーナー)ってみっともないと思いませんか?

そんなにシャツを買ってどうするの?是非どんどん着て下さい。

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