洋服屋には技術はいるか?
どうなんでしょう。まぁどちらかと言うと口述のテクニックは必要かも知れませんが(笑)まぁ私の場合「お似合いですよ」とはほとんど言うことはありません。「お似合いですよ」と仮に私の口から漏れた場合。それは「本当にお似合い」です。めったに言わないので本当に似合う場合しか口から出てきません。
でもそんな時ってほとんど、お客様がそう思って無い時も多いのですが。
さて、改めて技術。採寸の技術は必要だと思います。逆にそれが全てかも知れません。
その他に技術的なことと言えばこれくらい。ベルトのサイズ調整(笑)実は道具も必要なのです。
イタリアのベルトのバックルとベルト本体の接合部分です。二つのねじで止まっております。これは一つを外した所。
ねじを二つ止めるとこのような形になります。
このねじを止める際に、お客様のウエストに実際に回してもらったりパンツのサイズから、どれくらいカットしたら良いかを決めて、バックル部分とベルトの本体部分を外し。そしてねじが通る部分に穴を開けます。
これがほぼ一発勝負。短く切りすぎたらおしまい。
このベルトに穴を開けるに使うのがこれ。
ラバーを引いて、そして革にこの器具でとんかちで叩いて穴を開け、ネジを通してできあがり。
一般的な国産の金具で挟み込むものに比べると、バックル部分に金属が見えずすっきりして見えます。ただ穴を開ける際にこのような工具がないとちょっと開けずらいかと。
じみ~な技術でございますが、洋品屋としてはできなくてはいけないことでございます。
↑ブログランキングのバナーをクリックして頂きますと、このブログのランキングが上がります。応援宜しくお願いいたします。
コメント