「一双」これは手袋の数の数え方。
当たり前ですが、手袋は右手と左手の一対で一つになりますから「一双」と呼びます。
ちなみに「ウサギ」は一羽二羽と呼ぶのは有名な話。色々な数の数え方を記したページがありましたので、こちらを御覧下さい。
また、この「双」という文字。オーダーシャツでも良く使います。生地を織っている糸の細さを表す単位に「100番手双糸(そうし)」とか「120番手双糸(そうし)」とか。これは100番という細さの糸を二本撚りにしてそれで織っている生地。細番手のものですから二本の糸を撚っている訳です。その他に50番手だとか糸の太いものは単糸(たんし)と言います。
当店のシャツ生地は、高級番手の生地をご用意しているのでほとんどが双糸。
さて、本題に戻しまして、「一双」「二双」の手袋。
イタリアのAntonella Ferranteのツートンのグローブが入荷しました。表裏は同じ色なのですが、指のサイドに違う色を挟んで立体感のあるグローブに仕上げています。
先ずはこちらの色から。
【グリーン×ブラウン】
色の組み合わせとしてはオーソドックスなのかも知れませんが、コントラストがとても美しい。またグリーンの色合いが渋い。
手にはめるとこんな表情をしています。
ブローブの手を入れる位置の切れ込みもパインピングのように縁取りが。中はベージュのカシミヤのニットです。レザーの手袋は冷たく感じやすいのですが、これなら大丈夫。
【ブルー×オレンジ】
今回入荷の中で一番ビビットな色合いのもの。ブルーにオレンジの組み合わせです。
こちらのタイプは縫い糸までオレンジにしてありますので、更にコントラストがステキ。
袖口もカラフルですね。
【ブラック×グレー】
やはりコートは黒が多いでしょう。シックな色合いだけど人と差をつけたい。そんなグローブ。
こちらもステッチ糸はグレーでアクセントを付けています。
間違いなく大人の装いですね。
【パープル×パープル】
さて、こちらの色合い。いわゆる濃淡の組み合わせなんです。ベースは濃いパープル。サイドは明るめのパープル。かなりの上級者じゃないと難しいかも。
黒のコーディネートにアクセント使いなのでしょうが、他のアイテムにもパープルを使いバランスをとらないとグローブばかりに目がいきそうですね。
無地のカラフルなものも入荷しておりますが、それはまた改めてご紹介させて頂くということで、今回はツートンのものをご紹介させて頂きました。
Made In Italy ライナーは100%カシミヤ。素材はかなりソフトな羊革でございます。¥21,000-価値ある一双になると思います。
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