金沢は今日は私立高校の受験日でした。
できたのだろうか。
まぁいいか？
落ち着いてたというか、肝座ってたし。大人の方が慌てふためいていた状況でした。帰って話を聞こう。
話を聞くということは大事なことで、ここは親子だけではなく、お客様に対してもなのですが、明確にご希望をお持ちの場合は、それをどう言葉で表現するか？ということになります。ただオーダーの場合は言葉で言っても出来上がりの形を想像しながら作る訳でして、でも出来上がったものがあるのでは、オーダーの醍醐味はない訳でございます。
よくどんなスタイルで出来上がるか分からないからオーダーはしないという方がいらっしゃいますが、形や出来上がりイメージが分からないからオーダーをする人がほとんどな訳です。ですから枚数を重ねていくとその想像力が高まり、イメージ通りのシャツが出来上がるようになるわけです。オーダーされる方はそれを楽しんで頂いているのではないかと思います。
当店には衿型をいくつも用意しておりますが、勿論そのままお作りするだけではありません。少し衿を長くしてほしい、衿台を高くしてほしいとメールや店頭にご来店を頂いたお客様には直接ディスカッションをして決定していきます。その際にイメージが膨らんでくると出来上がりが楽しみになられるようです。
こちらの衿型もお客様と色々話をして決定しました。スタートは当店のホリゾンタルワイド。基本は衿先の長さが９センチ。ご希望としては当店のデフォルトの形よりも更に開いて水平にしたい。
そして衿の長さを少し調整したいとのことでした。そこで出来上がった衿です。
当店のホリゾンタルワイドよりも更に開きを広くしてほぼ水平に持っていきます。そして衿先を通常の９センチから７．５センチにさせて頂きました。
最近ネクタイの巾も細くなりつつあります。これくらいの小ぢんまりとした衿も今後流行るかも。
また色々とお話を聞かせて頂きながらお作りできればと思います。
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