能登万葉の里マラソン完走記

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能登万葉の里マラソン。約束通り3時間25分切りました。


以前に高校のPTAの役員の方から。マラソンのブログはレース前からレース中、そして終わってからのストーリー展開が面白いよ。と変なプレッシャーをかけて頂いておりまして、それならば朝御飯から紹介しなくてはいけないのか?と今回は走る以上に心してマラソンに向かいました。


6時15分くらいにチームのメンバーの車に金港堂前からひろってもらう約束をしておりましたので、自宅を出るのは6時。それまでに食事を済ませて、着替えも終わらせなくてはいけないことから、起床は5時。5時にアラームを設定して11時頃就寝したと思います。


目が覚めたのは4時10分。緊張しているのか?それとも加齢のせいか?ここで起きると体力を消耗しかねないと思い、4時50分までベッドの中でじっとしておりました。


それから起きて前日コンビニで買っておいた朝食を。写真撮っておきました(笑)


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とにかくエネルギーですから炭水化物ばかり。焼き鳥の缶詰があるのは、コンビニ行って目についたもので、何となく炭水化物ばかりでは味気ないと思い購入しました。しかし前夜大盛りのパスタとしかもご飯も食べましたのでかなり満腹状態。何とか完食し6時に自宅を出て店の前で同乗致しました。


一路和倉温泉へ。チームの別のメンバーが30分程前に出発しておりましたので、先に会場入り。そしてメンバーの場所を確保してくれておりましたので助かりました。


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会場は人で溢れかえっております。


10キロに出るメンバーとフルに出るメンバー。スタート時間は1時間ちょっと違うので、フルのメンバー4人が準備。今日の気温そしてお天気が分かりません。一昨年に気温3度のこのレースを経験していますから、厚着した方が良いのか、それと雨や雪はゴールをする時までにもつのか?それを考えながらウエアを選びます。晴れ間も見えますし走るともしかすると暑いかも?ということで、ランシャツの上に半袖のウエアそして、アームウォーマー。下はランパンにしました。


いつものことながら、あっという間に時間が過ぎスタート15分程前。早くスタート地点に行かなくてはということで、10キロのメンバーも応援兼ねてスタート地点に来てくれました。最後のトイレを数人の列に並び無事済まし。私がスタートする場所まで向かいました。タイム申告順で並びますので、私エントリーの時は多分3時間20分くらいで申告していたと思います。かなり前です。これでロスは少ないかと。


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昨年は震災の二日後でした。参加予定の人も参加を見送った人も沢山いるレースでした。今回はその震災より丁度1年3月11日に行われます。たまたま日取りがそうなったとは言え大袈裟に言えば運命的なものも感じます。スタート前何千人ものランナーが黙祷です。ざわついたスタート地点ですが暫くの沈黙。静かな時間が流れます。昨年は複雑な思いをしてレースに挑みました。今年は逆にやってやるぞ!という意気込みが強かったように思います。南相馬市と七尾の中学生が一緒にこのマラソンコースをタスキで繋ぎます。スタート地点で多くの人が拍手をします。私はこのスタート前の一体感が大好きです。勿論多くのランナーが優勝を狙っているわけではなく、自分の設定したタイムをクリアできるか?を考えて走っているのだと思いますし、このコースにそれぞれが挑む。何千人物一体感が好きなのです。

時間はあっという間に過ぎスタート30秒前。カウントダウンが始まり号砲が和倉の空に鳴り響きます。比較的ゆったりとしたスタートでした。前にジムのメンバーを見つけ走りよります。少し話をして彼の方が速いので先にどうぞと見送ります。


実は今回私のゼッケンは「778」。何故に「777」じゃなかったのか?とも思いましたが、末広がりでいいじゃないか。777だったら走りにくいぞ。と言われてそれもそうだと自分で納得していると目の前に「777」のゼッケンを付けたランナーを見つけます。設定タイム順でゼッケンが付いているということでしたので、私とほぼ同じタイムなのでしょう。今「777」のランナーがどんなタイムでゴールできたかが気になっております。


今回は大人のレースで挑むと誓っていましたので、「777」のランナーは少し自分の思いとは違ったスピードだったので無理してついていかずに見送ります。


ガーミン(GPS時計)でのラップは
1キロ 4:50
2キロ 4:31
3キロ 4:41
4キロ 4:43
5キロ 4:26

多少ふらつきはありますが、アップダウンがありますので、コースに逆らわずに上り坂の時も呼吸が乱れない程度のスピードで走ります。

6キロ 4:45
7キロ 4:48
8キロ 4:27
9キロ 4:37
10キロ 4:32

全く苦しくありません。ラップはそこそこでも息も乱れず。無理をしない冷静に走ります。実はここでアクシデントが。


スタート前にトイレに行ったのに尿意をもようします。


どうする?入るか?それともこのまま我慢するか?一昨年の寒いレースの時に2度も行きました。それは寒いにもかかわらず給水を普通にとったから。しかしスタート直後は日もさし暑いくらい。汗も滲んできています。普通に給水をとりました。これがいけなかったのか?トイレが早すぎるぞ。


このマラソンコースは10キロ手前で一度折り返します。折り返すコース上に簡易トイレがあるのを発見。この場所で入る人は少ないだろ。列を付くこと無くスムーズに入れるだろう?と思い10キロ手前を折り返します。


するとライバルY氏が。彼はホノルルで3時間35分で入ってまして、こっちが失速すると負ける。その後もチームのM氏。トイレに入ってのロス時間はどれくらいだろう?入るか入らないか迷います。


しかしこの出そうな(笑)恐怖感と戦うよりはマシ。できるだけスムーズに入れるようにランパンの紐をゆるめ準備をします。コースの外に出てトイレに駆け込みます。ところが手前のトイレは使用中。ゲ!隣は?開いてました。直ぐに入り戦闘開始。タイムを見ます。20秒経過。終了!直ぐに脱出。今考えると扉を閉めて出たか覚えてません。開けっ放しだったらすみません。


11キロ:5:09
↑ここです。ラップ5分超えてしまいました。

12キロ 4:44
13キロ 5:05
14キロ 4:24
15キロ 4:40

13キロ地点で5分を超えてしまったのは、折り返すランナーに視線が行き、知り合いのランナーを探していたからだと思います。ただこれは私が下手。見つけるどころか見つけられることの方が多い。逆に声をかけられます。このままではいかんと思い前を向いて走りました。


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能登島の折り返しを過ぎてツィンブリッジの方へ向かいます。この時も「金港堂さ~ん」と声を掛けてくれました。あとで誰か分かりましたが。最近色んな所で声を掛けていただくようになりました。気付かなかったり素通りしたりしてごめんなさい。手を上げて挨拶。

16キロ 4:54
17キロ 4:45
18キロ 4:32
19キロ 4:46
20キロ 4:58


とにかくアップダウンが続くので傾斜によってラップはバラバラですが、基本は大人の走りラップに迷わされることなく自分が楽に走れるペースを守ります。いつもの介護施設の前を通り寒いけど雨が降らなくて良かった。おじいさんやお婆さんに手を振って先に進みます。

21キロ 4:43
22キロ 4:53
23キロ 4:46
24キロ 5:01
25キロ 4:48

この辺りからラップが怪しくなります。この時点で私のゼッケンと同じようなランナーで私よりもどう見ても10歳とは言わずともそれくらい年上の青いランナーを見かけます。

一瞬消えました。道の脇にトイレに駆け込んだようです(笑)トイレがある所ではありませんよ。いかんですね。。。


26キロ 5:06
27キロ 4:45
28キロ 5:16
29キロ 5:05
30キロ 5:17

丁度23キロくらいでしょうか。ツィンブリッジを渡ります。この辺りから風、いや強風、いや突風です。走っている私達も真っ直ぐ走るのが大変。その後っもアップダウンと突風に悩まされます。何とか体幹を使って真っ直ぐに走るように努めます。ただここまでも大人の走り(笑)ラップが遅くなったとしても慌てません。

ツィンブリッジを過ぎて暫く行くと、同じ系列のジムで良くレースで顔を合わすランナーと一緒に。暫く並走します。以前は負けてたのですが、ここのところ勝つレースもあり。どちらが先に行くか?何だか並走するのも辛くて少し先に急坂に挑みます。

実は今回、3時間25分を目指し。1キロのラップ4分45秒の計算で5キロごとのタイムをスタート前に割り出し手の甲にボールペンで書いてあったのですが・・・手袋してて見えませんでした(笑)レース中実際どれくらいを目処に走っていいか分からなくなっておりまして。手袋をめくってみても文字が消えかかってて分かりません(笑)いや(涙)

時計を見て一生懸命に計算します。ラップも5分を跨いでいる。このまま行くと昨年と同じようなタイム。でも風も強いしアップダウンも強い。昨年のベストなコンディションとは違う。という速く走らなくてもいいという言い訳を考え初めます。ブログでなんて書こうか?などと変な考えが。

でもこのまま楽にゴールしていいのか?追い込まなくてもいいのか?最後上げるために今楽に走っているのではないか?しかしここから上げて最後までもつか?色んなことが頭の中をよぎります。


風に耐えて足を前に進めます。まだ無理はしないように。

31キロ 5:04
32キロ 4:53
33キロ 4:47
34キロ 4:52
35キロ 4:53

30キロを過ぎてから風はまだ吹きますが、少し脚に力を入れてスパートをかけていきます。呼吸を早めにしますが、流石30キロを過ぎると脚だけではなく身体全体に痛みを感じてきます。


何故か、いつのまにか、さきほど道端にトイレに行った青いおっさんランナーが私の前をしかも30メートル程先を走っています。これで燃えました。「抜く!」少しずつペースアップをして何とか32キロ地点で抜きました。そのままペースを上げます。


ここでラスト5キロ。この時に地元の小学生が「あと4キロ!」と声を掛けてくれます。4キロ?え?一生懸命に計算します。いける!いけるかも?私が通り過ぎてから、別のランナーが「本当に4キロか?」小学生「本当!本当!」次に出てきた表示は37キロでした。あと5キロじゃな
いか?マジか?


36キロ 4:53
37キロ 4:46
38キロ 4:34
39キロ 4:37
40キロ 4:27


最後上げていけました。最後のエイドは立ち寄らず特急?(笑)の駅を通過するような気分で最後の坂に臨みます。実は39キロ地点残り3キロで右足首に違和感が。攣りそう。まさに足首に向かって「あと3キロ何とかもってくれ!」そう願いながら右足には力を入れないように回転だけ速く脚を進めます。

和倉温泉街に入り、チームのメンバーでエースのK氏が「ラスト、ラスト!」と言って迎えてくれます。私は「25分切る!」と言ってゴールに向かいます。


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完全に腰が落ちています。ラストの所ですが今回は理想の走りが出来たためにハイタッチが出来る余裕もありました。腰が落ちているのは承知しているのですが、まともに走ると痙攣が起きそうだったのであえてピッチで脚に負担をかけず。この時も危なかったハイタッチする度に攣りそう。


41キロ 4:41
42キロ 4:23
1.95キロはガーミンの誤差の為に720メートル走ったことになっています。3:10


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最後は完全に顎が上がってゴール。


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正式タイムは3時間24分15秒。昨年よりも5分短縮と言いたいところですが、正式には4分59秒短縮。よく頑張りました。

私が運良く雨には当たりませんでしたが、この後暫くして雨と風。最後には雪が舞っておりました。皆さん大変お疲れ様でした。


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最後は今回チームのメンバーで初フルの二人も交えて全員で牡蠣を。初めてのフルも5時間を切るナイスランで楽しく牡蠣を食べて帰りました。


もっと書きたいけどこれくらいにしておきます。さて次の今度の日曜日の金沢ロードレース10キロです。頑張ります。


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