昨晩は失礼しました。途中で力尽きてしまいました。
さて、昨日の続きですが、今日も長文です。マラソンの嫌いな方は止めておいた方が良いかも知れません。お時間のある方はお付き合い下さい。
(続き)
このコースは折り返して同じところを帰っていくわけですから折り返し点がフルマラソンの中間地点。レディー加賀1号とはまだ200メートル以上の差があります。2号とは100メートル差。折り返しの手前でウエストポーチに入ってたゼリーをとります。いつものことです。今回はしっかりと朝食もとってきているしエネルギー切れすることはない感じ。少し持ち物も軽くしてさてここから。
私折り返しが嫌いなのです。折り返してから色んなランナーとスレ違うわけですからスレ違うランナーの方が気になって真っ直ぐ走れないのです。
暫く走ると。チームのフルのメンバーとも会います。カメラ持って走ってたり「本当にファンランだなぁ」と言いながらまだ私も元気ですので会話ができます。私はいつもそうなのですが、反対側に走る知り合い見つけるのが下手でいつも逆に声をかけられます。知り合いのランナーにも両手を振られて気付きます。どうもそちらのランナーが気になりペースがキープできません。私もその時は絶好調で走ってますので「自己ベスト!自己ベスト!」と叫びながら走ります。
この辺りでレディー加賀5号6号~10号とスレ違います。マラソン走るのにアイメークばっちりでつけまつげバッサバサのランナー。年齢高めのぱみゅぱみゅです。目を大きく開いてこちらに迫ってきます。恐い(笑)また相当年配の女性ランナー。真っ赤な口紅塗ってます。マラソンなのに。これも恐ろしい。
多少風もありますが、しっかりと脚を進めます。ここでレディー加賀2号の背中が迫ってきました。こちらのラップが落ちてきているわけでもないので、2号が落ちているのかも。その間を割って入ってくるようにランシャツの背中に「侍」の文字が入ったランナーが。その侍ランナーを追います。侍ランナーと私とでレディー加賀2号を抜いて走り続けます。
このペースで走ればいける。と思いながら侍ランナーのペースに合わせて走るのですが、侍ランナーはトイレの為に横道にそれてしまいました。残念。
応援しているお年寄りが「ついこの前にここをランナーが通過してたのにもう一年経つのや。一年は早いわ」と会話しているのを聞きます。別に意味はないのですが、お年寄りの会話を聞いて確かに一年経つのは早いと走りながら思ったものです。
直線が終わり田んぼの中に入っていく道。前を見るとあの腹巻ランナーが見えるじゃないですか?私のラップが落ちてきてるわけではない。脚もしっかりしている。呼吸も楽。このランナーを抜けばあとは再度アップダウンのあるコースに。35キロくらいまで今のペースで我慢をしラスト7キロをスパートする。今回はいける。3時間20分くらい。自己ベスト更新は確実!
前回このコースを走った時に立ち止まり、そこから動けなくなった長く急な上り坂に入ります。ここからが勝負。上り坂は得意。案の定落ちてくるランナーを拾いながら走ります。長いトンネルを抜けると今度は下り坂に入ります。
下り坂対策もできてます。しっかりと脚を進めてラップキープ。落ちてくるランナーを抜いていきます。下り坂の3分の1ほど走ると。右太もも裏辺りがピクッと。あれ?なぜ?ここで?来るな。まだ来るな?私はまだ走れる。何故に痙攣?
?????ばかり。神様にお願いしながら脚を進めます。頼む最後までもってくれ。お願い。本格的に痙攣が起きる前ならまだ走れます。ふくらはぎに負担をかけないような走り方を心がけます。持ってくれ。頼む。
暫く騙しながら走ります。本当に痙攣が来るまではまだ少しあるはずだ。少しでも長く、少しでも遠くへ行きたい。頑張れ。
ここまで来ると最初は混雑していたランナー同士の間隔も随分開いてきます。前のランナーは50メートルくらい。その前も50メートルくらい。誰かを目標にとか誰かについていくという感覚はなくただただ自分のペースを守って走るという感じ。
痛みだんだん強くなって、一旦立ち止まりました。これが失敗。片脚だけならいいものの両脚のふくらはぎが一気に攣りました。万事休す。
自己新狙いは終わりました。痙攣した自分の脚って見たことあります?勝手にふくらはぎが動くのです。しかも筋肉がべこっと凹むのです。気持ち悪いですよ。叩いたりつねったりしても変わらないのです。電柱に手をかけて伸ばしてみるのですが無駄。若干痛みがおさまったら再度走り出します。
電解質不足は分かりますので、ウエストポーチにある塩サプリを全部飲みます。口の中ぐちゃぐちゃ。しかしこの方法しかない。でも後になってこれが良かったのかも。
既にレディー加賀1号2号などと言っている場合じゃありません。何号に抜かれたか。私この大会は必ず女性のランナー声を掛けられるのです。前回も声をかけられました。レース中にナンパされるならいいのですが「大丈夫ですか?」って。「大丈夫です有難うございます」とは言うものの。待ってくれる訳でもなく先に行かれるわけですから悔しくて悔しくて。多分年齢高めのオジサンランナーが頑張ってるけど大丈夫なのか?という哀れみで声をかけてくれるのでしょう。
やがて北陸銀行の前だったのでしょうか?銀行の歌を流しながら応援をしてくれるエイド。しかもゼッケンを見て名前を呼んでくれるのです。「みやたに たかゆきさん頑張って♪」って。言われた瞬間立ち止まりました。「痙攣が・・・」と言いながら脚を引きずるとエアサロンパスを持ってきてくれます。あまり意味がないことは昨年のいび川マラソンで実証済み。SKINSのパワーソックスを足首まで下げて思いっきり吹き付けます。御礼を言いポカリを頂き坂道を下っていきます。
この時点で前方に数人歩いているランナーを見かけます。歩いているからランナーとは言わないか。そのランナーを抜いたところで再度痙攣が激しくなり立ち止まりました。そのランナーが歩いて私の横に来た時に一緒に歩き出します。「どうしました?」と尋ねると「全身痙攣してるのです。休んでも治らなくて」暫く二人でウォーキング(笑)多少痛みがなくなってきたところで。走り始めました。
その後スタート時間の遅いハーフのランナーとすれ違うことになります。一番つらい時にチームのメンバーと遭遇。皆まだ余裕なのか私に声をかけてくれるのですが、こちらがボロボロ。しかもソックスまで足首に下げてるし。「両脚痙攣!」というと「無理しないで」と逆になぐさめられる状態。本当に情けない。
メンバーから力をもらったのかそのまま頑張ってみると走れるのです。痛みはありますが痙攣もひどくない。行ける!走れる。勿論痛いので速くは走れません。あとでラップを見てみると5分を切れてるラップもあります。
もう傷まないでくれ。お願いしながら先ほどの「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたレデイー加賀の横へ。「復活しました」と声を掛け彼女を抜きます。声かけられた方もびっくりしたでしょう。あの時大量に摂取した塩がここで効いてきたのかも知れません。
ラスト数キロ。1キロを6分程度で行くと何とか30分は切れる計算。そこからは落ちてくるランナーを抜かせるくらい復活しました。勿論ラップは大したことありませんが、逆に他のランナーのラップが上がらない。最後の道路をまたぐ大きな橋を何とかクリア。ここはきつかった。あと数キロなのですがこの直線が辛い。数名を追い抜き。明らかに若いランナーの後ろを追いかけます。ラストこのコーナーを曲がると陸上競技場に上る坂。どこで抜いたか記憶が定かではありませんが、その若いランナーを抜き。最後は競技場のトラック1周。痛くてもここまで来たら走れます。ラストスパート。抜いたランナーの足音が気になりますが、遅い10キロのランナーを交わし最後は全力でゴール。
ゴールに敷いてあるラップを計るラインを超えてから時計を止めます。
その後私が抜いたランナーから「最後速かったですね、ついていけなかったです」と声をかけて頂きこちらも御礼を言って別れました。その後彼の方が記録証を先に貰ってきたようで彼が81位だったから80位ですね。と言われ。やはり36歳以下のカテゴリーであることを確認し。オジサンも頑張ったと自画自賛をして荷物が置いてある芝生へ。
その後座ってハーフのメンバーを待ちます。姿勢を変えた途端にこむら返り。またやってしまいました。10キロで優勝した方と談笑している最中だったのでその方に両脚を引っ張ってもらい何とか回復。いやぁ過酷でした。
記録は3時間26分46秒。能登よりも2分程遅くなりました。残念。全体の1割にも入れなかったし。帰ってきてチームのメンバー見て思ったのですが全員塩を吹いて真っ白でした。ハーフのメンバーも顔が真っ白。湿度が高くなかったのか、風が気持よかったのか暑さを感じなかったのに実際は相当暑かったようです。それで大量の汗をかいて痙攣。塩分補給もう少ししっかりやれば良かった。
こちらでラップが確認できます。
http://connect.garmin.com/activity/168242355
この写真はスタート前のもの。
まだまだ元気です。
最後は海鮮鍋食べて。そしてゲストランナーの増田明美さんを激写して帰途に着きました。
参加された皆さんお疲れ様でした。これからは秋のレースに向けて目標を失うこと無く頑張っていきたいと思います。
長文にお付き合い頂きまして本当に有難うございました。明日からはちゃんとファッションネタでいきます。
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歌凛
おつかれさまでした。安定してサブ3・5を出せるようになったわけですから、3.20も遠くない将来実現可能かと。。
レディカガ○○号って面白い表現ですねー。たしか宮谷さんとゴール地点でお話したときに一緒にいたショートカットの女性がレディカガ3号です。(覚えていないかもしれないけれど)彼女は残り1キロ地点でレディカガ4号から3号になりました。大丈夫ですか?と声をかけたのは最後にレディカガ4号になった女性ではないでしょうか。やけに厚着な女性ではありませんでしたか?
次は小松クロカンということになりますか。おたがいがんばりましょう。。
オーダーシャツ屋金港堂
歌凛さん。
いつも有難うございます。大丈夫?と声をかけて頂いたランナーはそう言えば厚着でした。もう少し女性に抜かれたような気がしたけど。夢中でわかりませんでした。ラスト5キロは正気に戻り何人もまた抜くことができましたから。
小松のクロカン残念ながら出れないのです。悔しい。今年からカテゴリーが変わり今の走力と頑張りからいけばいいトコいけたと思うのに。
今後もモチベーション維持して頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
ともぞー
日曜日はお疲れ様でした。
自分はゴール後に喋っていた階段のところで、
10分くらい足が攣って動けませんでした。
勝手に筋肉が動き出すのもはっきりと見えました。
自分の足ですけど、ホント気持ち悪いですね(笑)
ちなみに、一昨年のこの大会で39キロ地点で全身痙攣してリタイアしました。
2年で少しは進歩したようです(笑)
オーダーシャツ屋金港堂
ともぞーさん
おはようございます。お会いした時は痙攣してたのですか。笑ってたから気付きませんでした。
脚は攣ったことはありますが、全身痙攣というのは経験ありません。39キロってあと2キロのところでリタイア?そこまで辛いのですね。
今回は痙攣さへおこさなければかなり良い感じで走れていたのに本当に残念です。まぁ痙攣を起こすのも力不足からくるのですが。また出直します。