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先ずはイタリアテスタの生地を2着本日HPにアップ致しました。
走ってばかりで仕事をしていない訳ではありません。なかなか生地がアップできないのはリニューアルに時間がかかっているだけです。トーマスメイソンの特別な生地もご用意できておりますので、少しお待ち頂けますでしょうか。
さて、お待たせしました。2013金沢ロードレース。41歳の時に最初にマラソンを走ったのが2004年の金沢市民マラソンの10キロ。その時のタイムが50分40秒。そこから9年かかって一体どれだけタイムが縮められるのか?
フルマラソンの4分の1以下の距離です。
この金沢ロードレースは10キロではこんな記録。
2006年3月19日 金沢ロードレース 45分50秒
2011年3月20日 金沢ロードレース 41分53秒
2012年3月18日 金沢ロードレース 40分5秒 40歳以上一般男子20位
ハーフは。
2007年3月18日 金沢ロードレース 1時間35分36秒
2008年3月23日 金沢ロードレース 1時間32分23秒
2009年3月22日 金沢ロードレース 1時間34分59秒
こんな感じ。
過去に6回走っています。最近は前の週に能登万葉の里のフルマラソンが開催されるようになったので、10キロの出走が多い訳ですが。今日のように快晴の時ばかりではなく、雪がかけているメガネに積もった時もありました。
今日は最高のコンディション!
それにしても参加者多くないですか?昔はこの半分くらいだと思ってたのですが、そう言えばこの人が走るかな?という人まで走り出しているし。裾野が広がったというかランナー人口が多くなったというか、このブームは昔のスキーのようにいずれかは去っていくのでしょうかね?
私はブームに関係なく走り続けると思いますが。
チームの皆も集まり。今日は10キロハーフ合わせて19名の出走。その他のメンバーは応援に回ってくれました。今回は能登の疲れもあるということで私は10キロ。というか疲れもなにもこの10キロで40分を切るという命題でございます。
チームのメンバーと集合場所で談笑。今日はO師匠は応援にカメラを持って駆けつけてくれました。O師匠に今日は切れよと。風も無いし、気温も丁度いい。天気は快晴。今日切らなければいつ切るのですか?「今日でしょう」と言われて。そんなこと言われても走ってみないと分からないわ。と心の中で思いながらも自分にプレッシャーを。
先にハーフのメンバーが出走します。チーム内でも今日は初ハーフのメンバーが数名に、目標を1時間24分内にというランナーまで。ハーフの出走の応援をしにゲート出口まで。
陸上競技場を1周してコースに飛び出します。チームメイトを見つけようと思いましたが、出走者が多く残念。
15分すると自分のスタート時間ですから、慌ててウエアを脱ぎ、ランシャツ、ランパンへ。このレースのスタートは混み合わないので好きなんです。スタートラインに向かい。前列から3番目くらいに並びます。混んでないので、そこで座ってシューズの紐を締め直しました。
9年間走っていると、スタート地点だけでしか会わない人もいるわけですが、挨拶をしたりエールを交換したりして号砲を待ちます。
合図とともに、数メートル歩いて前に進むといきなりピストルがなってスタートです。時計を押すタイミングも少し遅れたような感じ。
やってしまいました。横に広がる列の真ん中にいたので自分のペースで進めません。慌てて外側に出て走りますが距離的には結構損した感じ。もう少し位置取りを考えれば良かった。
自分のペースを信じながら陸上競技場を1周周り、O師匠がカメラを構える場所にコースからちょっとだけ膨らみます。応援を受けてコースに飛び込みます。
暫く走るとガーミンのバイブが1キロのラップを教えてくれます。3分38秒。またやらかしてしまいました。速すぎ。ちょっと抑えながらも息がきつくならない程度に走ります。2キロのラップが3分49秒。まぁこんなものでしょう。
一旦道を下って、ちょっとした上り、そのまま橋を渡るルートなのですが、ここがちょっときつい感じ。でもスピードは緩められません。3分50秒。息もまだ大丈夫。この橋の上でハーフの最後尾とスレ違います。知り合いでした(笑)声をかけると逆にエールをもらいスピードを維持します。
ここから多分応援してくれるチームメイトがいる大豆田大橋まで頑張れば6キロ。既に半分を過ぎたことになります。目の前に多分同年代であろうオレンジ色のランシャツのランナーをペースメーカーに離れないようにと踏ん張ります。5キロをちょっと過ぎた辺でしょうか。実は今日はスタートしてから鼻が詰まりどうしても口での呼吸がおおくなります。唾液が喉の奥の方に行き息が詰まりそうにもなるので、汚い話で恐縮ですが、それを口から外に出します。それでも気管の中に入ってきて大豆田大橋の手前で少し減速。
仲間がいる手前で減速とは情けない。橋に向かうと少し上りに。丁度橋の真ん中で先週の能登で38分台で走ったK監督が。そして能登で10キロまで後ろをくっついていった長身のT氏が、そしてなぜか応援なのにブルーの全身タイツで両手を上げているK氏が。
声をかけてもらい片手を上に伸ばしはしましたが反応は薄め。
橋を渡りきったところで、最近走るよりドラクエが楽しいO君が「頑張れ!」自転車押しながら応援してくれてます。
さて、残り3キロ。ようやくハーフのランナーと別れて似たようなスピードのランナーだけになったので走りやすくなりました。モチベーションを維持しながらラストたった4キロを走るだけ。既に半分以上は走ったのだから。
左手にグランドを見ながら前のランナーを追いかけると言うよりは離れないように着いて言っているという感じ。6キロのラップが4分2秒。まだ大丈夫。7キロのラップが4分1秒。誤差の範囲。8キロ4分3秒。なかなか4分を切れないが、ほんの僅かの落ち込み。前半の貯金があるからこのまま走れば大丈夫?ラスト1キロは上げられるから。と思って必死になって走ります。
コースの途中の橋の所でも美女3人が声援を送ってくれます。いきなりだったので、応えはしましたが、誰だか判別が付かず。意識も朦朧。大変失礼いたしました。もし良ければコメント下さい。
8キロから9キロ地点だと思いますが、O師匠と旗持ちのM君が待っててくれます。写して頂いた写真はこちら。
この時はまだまともな顔してますが、この前後の写真は本当に苦痛が走っているような顔つき。
そしてラスト1キロの看板が。
え?ちょっと待って。手元のガーミン(GPS時計)が9キロを示したのは100メートル以上前だぞ。ということはこのまま走ってもギリギリか間に合わないか?この時点で時計を見るとジャスト36分。3分59秒で走れば切れる!いけるかも知れない!と思いました。
あと1キロ全力疾走です。橋を渡って、左に曲がれば直ぐに陸上競技場の入り口。1周すればゴール。その前にも応援を頂きました。7キロくらいまでは応援があるとちょっとだけ速く走れたような気がしますが、この時点では出せるだけの力で走っているので、応援にも反応できたか?反応できたとしても、脚が速く動いたかは微妙。
さぁラストの陸上競技場に入りました。右にはチームの魔女が応援。「切れるよ!」と言ってくれたか?どうかは覚えてないのですが、応援を受けて、とにかく100メートル。シューズがアンツーカーにグリップしてくれていることを感じます。
400メートルをどれだけで走れば40分切れるかは頭の中で判断できません。バックストレートに入ると、8キロ~9キロ地点で撮ってもらった写真に写っている黄色の若いランナーが軽やかに抜いていきます。それだけ軽やかだったらもっと先から速く走れ!と思いました。こちらはひ~ひ~言いながらあえいでいるのに。
最後の100メートルに入りました。本当の全力疾走です。無酸素運動です。100メートルダッシュです。これを走りきれば死んでもいい?
ゴールゲートをくぐり、タイム測定のラインを通った所で、時計を止めます。
手元の時計は40:00:20マジ?
ゴールして息絶えました。手を膝に置いて動けません。係の人は止まらずに前に進んで下さい。と言っても反応できません。30秒くらいそこに佇んでいたでしょうか?
ようやく動けるようになって、ゼッケンのバーコードを読んでもらい、チップを外します。
アミノバリューを一杯飲んで歩き出すと後ろから知り合いのYランナーが。ここの所上り調子でその内抜かれそうな気がしますが、今回は何とか勝てました。40分切れたか?と聞かれ、タイムを伝え切れているかどうか分からない。と話し、記録証を発行してくれるテントまで。
高校生がパソコンとプリンターの前に座っています。実は拝みました。切れていますようにと。
胸のバーコードを読み取ってもらい。ガーガーガーと勢い良くプリントしてくれる記録証に記載された数字は。
マラソンの神様は私にもう少し頑張れと言っているようです。ここで止めるのはまだ早い。脚は遅くても時期は早いということでした。
何分だった?切れた?というチームのメンバーに記録証を見せると。。。
笑われました。
私の後から追っかけてきたチームメイトは自分の記録もそうですが、私が40分切れたかどうか時計を見ながら走っていたそうです。
こんな記録になり申し訳ありません。
昨年の記録が40分5秒、そして秋の松任ロードレースで40分8秒。そして今年は40分1秒。こんなにコンスタントにタイムを揃える方が難しいでしょう。
また出直して頑張ります。きっと40分を切って皆さんに報告できる日がくるでしょう。長文にお付き合い頂きまして本当に有難うございました。
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