ぶどう色ともも色とみかん色とメロン色のシャツ生地

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ちゃんと服の専門的なことを書いて欲しいと言われます。ただ専門的なことを書く時は時間がかかります。当たり前ですが間違いがあったらいけませんし、いらない情報をお伝えしたらいけません。


以前にこんなお電話を頂いたことがあります。当店ではトーマスメイソンの生地を扱っているので、ホームページを見てお電話を頂いたらしいのですが、その方があるお店でトーマスメイソンの生地を使って作ったシャツを購入しようと思った時に、店員さんからワンサイズは縮みますから、Mサイズの方はLサイズを買った方が良い。などと言われたそうです。


そんなアホな?それだけ縮んだら、シャツなんてオーダーできないじゃないですか?まぁこんないい加減なことを言うお店もあるようですから。


縮みに関してですが、生地によって多少はあります。ただ全ての生地が縮むとは考えにくく、夏のボイルのような生地はやはり、糸と糸との間隔が広いので縮む可能性はあります。クリーニング屋さんのお洗濯方法でも変わる可能性があります。強く熱を加えた場合など。


ただ縦方向に縮む、袖が短くなるというのは、あまりないと思います。勿論ゼロではありませんし、短くなることもあります。当店で扱うブレンバーナの麻の生地などは着用していくと逆に少し伸びるような感じもあります。


縮むというのは、衿やカフスで、当店のホームページにも記載してありますように、衿やカフスには芯が入っており、その芯には二通りあります。樹脂で生地と芯を接着している芯。そしてフラシの芯と言われる、芯と生地は接着していない芯。ご家庭で洗濯される場合はあまり関係ないと申しますか、その縮みの度合いも少ないのですが、接着芯の場合、強いアイロンで熱をかけた場合、生地が縮むのではなく、芯の樹脂が縮む場合があり、それで衿やカフスが縮むわけです。

【当店のホームページより】

※接着芯と非接着芯(フラシの芯)の違いについて

接着芯とは衿とカフスの中に入っている芯と衿やカフスの生地を芯に貼ってある樹脂で接着したものです。
非接着芯(フラシの芯)とは接着芯とは違い芯と衿やカフスの生地とは接着していない芯です。
日本で販売される多くが接着芯を使っているものだと思います。


【接着芯のメリット】
芯と生地がくっついているのでプレスをしてもシワになることがなく、ご家庭でもアイロンがけがスムーズです。またご家庭でかけるアイロンでの温度であれば縮みも大きくはありません。

【接着芯のデメリット】
樹脂を使って生地と芯を接着しているので、クリーニング屋さんなどで高温のプレスをかけると縮みが大きくでる場合もあります。


【非接着芯(フラシの芯)のメリット】
樹脂を使っていないので縮みが接着芯に比べれば少ないです。

【非接着芯(フラシの芯)のデメリット】
接着をしていないので、衿やカフスにパッカリング(浮き)が出てくる時があります。


※お好みによっても違いますが、しっかりと仕上げたい時は接着芯。ふんわりと仕上げたい時は非接着芯。麻素材や綿の起毛素材は非接着芯使った方がふんわり仕上がって良いと思います。素材によって使い分けることもありますが、通常ビジネス用として接着芯をお使いでも素材によって非接着芯の方が良いと判断をした場合は当店からお客様のご承諾を得て非接着芯をお勧めする場合もございます。


ということで、ちょっと長くなりましたが、今日ご紹介するような生地は浮きがあってもそんなに気にならないですし、フラシの芯でも良いかと思います。


先ずはぶどう色

NO-8638619 ぶどう色の120番手の夏生地綿麻素材 イタリア・グランディ&ルビネッリ社製生地 綿65%麻35%

もも色

NO-8638620 もも色の120番手の夏生地綿麻素材 イタリア・グランディ&ルビネッリ社製生地 綿65%麻35%

みかん色

NO-8638622 みかん色の120番手の夏生地綿麻素材 イタリア・グランディ&ルビネッリ社製生地 綿65%麻35%

メロン色

NO-8638623 メロン色の120番手の夏生地綿麻素材 イタリア・グランディ&ルビネッリ社製生地 綿65%麻35%

本日綿麻の生地をアップしました。たまたまフルーツに例えられるような色合いが多かったので、ご紹介させて頂きました。新柄生地はこちらから。

http://www.kinkodo.jp/shirting/


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