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今日ご来店を頂いたお客様とオーダーシャツでこんなやり取りをさせて頂きました。ご年配の方ですけど。
「街中歩いてる人を見ると、みんなパリっとしたシャツを着てるけど、おたくで作ったシャツは直ぐにシワシワになる、やはりもっと高い(値段)の作らないとダメかなぁ?」
色々お話を聞くと、シワになるのが嫌らしい。衿もカフスもパリっとしてた方がいいらしい。確かに当店でご用意できる生地はほとんどが綿素材で、高いのになればなるほど、糸が細くなりシワになる。
そこでお客様からお聞きしたシワにならないパリっとしたシャツってどんなシャツなのだろう?と考えると。ポリエステル混紡のものであろうと想像し、確かにポリエステル混紡だったらシワにはならないし、テロっとした感じはあるけれども、パリっとして見えるかも知れません。
そこでそれを話し、ポリエステル混紡だとメンテナンスは楽でも熱がこもるから暑いですよ。とお話をするとそれは理解されているようです。
もともとシャツは最初はシルクで作られていたと思いますし、そのシルクに近づけようと綿の生地もどんどん進化し、糸を細くし、まるでシルクのような肌触りに近づいてきています。
シワといえば麻の生地。以前にもブログでお話をさせて頂いたことがあると記憶しておりますが、麻のシャツを着て会社に行ったら、若い人に「なんでそんなシワシワのシャツ着ているのですか?」と言われて麻の生地を知らんやつがいて情けない。と言われてました。
当店としては丁寧にご説明をし、シワもシャツの魅力であるということを伝えていきたいと思っております。それにしてもシワになりにくく、そして快適な着心地を求められる方も少なくない。当店はインポートの生地を多く扱っていますが、トーマスメイソンをはじめ、イタリアの生地は糸のテンションが強く、日本の生地に比べると、生地によって勿論差はありますが、概ねシワになりにくいのではないかと思っております。
ということで、こんなネクタイをしめていたら、なんでそんなシワシワのネクタイしめているのですか?という人がいるかちょっと心配です。
Silvio Fiorello のネクタイ。プリーツタイです。
大剣はこんな感じ。プリーツの所は柄が変わって見えます。
プリーツの部分を拡大してみました。
これも全て手で折ってプレスをかけて仕上げます。
勿論高級なタイですから、ブランドロゴもプリントしてあり。うまくその部分を裁断し、小剣にもってきています。
Made In Italy ではありません。 HANDMADE IN ITALYです。
こちらは色違い。グリーンがかったブルーのタイです。
小柄のシンプルなプリントの生地なのですが、プリーツを付けるとかなり変化があります。
プリーツを拡大した所。
大剣裏ですが、通常なら一枚の生地がぐるっと回ってきて、裏側で縫製をしますが、このタイは表側にプリーツを付けているので、表側と裏側は別の生地で表生地が裏側に回ってきたところで再度縫いつけているのです。プリーツだけではなくてかなり手のかかったネクタイと言えますし、ハンドメイドでないとできないネクタイです。
シワではなく、プリーツですが、如何でしょうか。
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