100キロという距離

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ネット上では、チャリティー番組なのに、多額のギャラが出演者に支払われているとか、マラソンの途中で車に乗っていると言われたりとか、悪い評判もたっております24時間テレビですが、私は頑張っている人の姿を見ると感動もしますし、自分も頑張らなくてはいけない!と思ったりするわけでございます。

この番組のメインとなるのは100キロマラソン。私は今まで100キロもしくは100キロ超(110キロとか120キロ)などの距離を走っているのかと思っていたら、意外とバラバラであることをウィキペディアを見てしりました。

次のリンクを御覧ください。「24時間テレビ

ウィキペディアによれば、一番最初は1992年間寛平さんの150キロ。これは200キロを目指しながらも途中トラブルでリタイヤ。その翌年に200キロを24時間かけて走っています。

その翌年ダチョウ倶楽部が100キロ。その翌年には間寛平さんが1週間かけて神戸から武道館まで600キロを走りきったそうです。


ダチョウ倶楽部は別にして、間寛平さんはまさにウルトラマラソン。これをきっかけにアースマラソンを走ることになったのでしょうから。

その後2000年にトミーズ雅さんが150キロを24時間かけて走っています。その後はイモトアヤコさんが女性としては最長の126キロ。

それで、この24時間で100キロを走るというのを検証してみました。ちなみに石川県でも100キロ走るレースが二つあります。「能登半島すずウルトラマラソン」そしてもう一つが、「白山白川郷ウルトラマラソン 」能登珠洲ウルトラマラソンの方は実際は102キロのレースです。それぞれ、珠洲は3年前、能登は1年前に走っております。珠洲は102キロを12時間6分55秒で走っています。白山は100キロを12時間19分42秒で走っています。珠洲の方を1キロのラップで計算すると。

102suzu.jpg

1キロ辺り7分7秒となりました。ちなみに、私のフルマラソンのベストがいびがわマラソンで3時間21分17秒ですから、1キロの平均ラップが4分46秒。ハーフは1時間27分30秒ですから4分8秒となります。

それでは昨日のDAIGOさん。昨日テレビを見ていますと、番組終了約10分前に武道館に入ってきました。ですから、記録は約23時間50分となります。それを100キロで割りますと。

daigom.jpg



14分18秒となるわけです。1キロを14分18秒とはどんなペースか?そもそも1キロとはどれくらいか?



kyori1.jpg

金沢にお住まいで、金港堂をご存知の方だったら、金港堂前から武蔵が辻の交差点まで、1.166キロで約15分で歩けると出ます。そのまま駅まで行くと。

kyori2.jpg

丁度2キロ。徒歩で25分と出ます。DAIGOさんのスピードは1キロ14分18秒ですから、2キロをこのペースであえて走るという表現をしますと、28分36秒かかっているわけです。2キロだけなら、私の母親の方がDAIGOさんよりも早い。

ちなみに、100キロのレースは石川県で2つと書きましたが、100キロ歩く大会もあります。

石川県チャリティー100km歩行大会というのがございます。こちらはスタート8:30能登食祭市場(七尾市)
ゴールが15:30 ホテルグランティア小松エアポート(小松市)と記載がありますので、制限時間は31時間となります。24時間テレビに比べればかなりゆるい。これでも昨年の記録を見るとエントリー 407名中 完歩者 243名 リタイヤ者 175名 完歩率 58.1%だということです。

ところが、昨年走りました白山白川郷ウルトラマラソンの完走率。制限時間が15時間で、 累積標高差約2,530mもあるにもかかわらず。

100km男子 出走数546名 完走数433名 79.3%
100km女子 出走数67名 感想数49名 79.0%  だそうです。


以上を持ちまして、走るよりも歩く方が辛い!DAIGOさんは100キロ完歩という意味では凄いと思いますが、これを100キロマラソンというには制限時間が長すぎる。やはり間寛平ちゃんくらいまででしょうか?

勿論1キロ14分18秒かかって走る?歩くわけではなく、途中で休憩も入りますから、もう少し速く歩かなくてはいけないと思いますが、私だったら、50キロをキロ8分で走り、となると400分ですから、6時間40分。間のエイドも入れて7時間ちょい。×2=100キロで14時間。残った10時間はホテルで休憩と睡眠で完走。多分。ウルトラマラソンを走っている人は楽にできると思う。

来年から100キロマラソンというのは止めましょう。100キロ歩行。ただし歩行も辛い。歩行がこれだけ辛いのだからマラソンというからいけないのです。100キロ歩こう。

正直走るならできるけど、24時間動き続ける自信はありません。そういう意味では凄いと思います。マラソンランナーが増え、ウルトラマラソンを走る人も少しずつ増えている。大会も多数開催されていることを考えても、走る人の方が少ないから、24時間テレビはウケるのだと思います。ランナーとしては、しっかりと練習をして12~13時間で走って欲しいと思いますが、それだと番組にならない。武道館に終了ギリギリで毎回到着するのは、ちゃんと24時間で走りきれるように時間調整しているのだと思いますが。


ちなみに、24時間のランナーの横について走っている、鼻の横にほくろのあるオジサン。ウルトラマラソンを仕掛ける。RUNNER'S Wellness の社長さんなんですけどね。白川郷ウルトラマラソンもプロデュースされています。

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