ポール・スミスのマルチカラーネクタイ

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昨日浅草をウロウロして、ここは観光地として栄えているし、栄えて当たり前、しかももう一度行きたい、いや行かないといけないと思いました。それはなぜかというと奥深い。新しい店もあるが、老舗の店もいっぱい。更に演芸場もある。スカイツリーも近い。金沢でもそうですが、今は食が観光におけるポイント。浅草は老舗の洋食屋さんや、バー、その他ちょっと商店街の奥に行くと、うなぎ屋に蕎麦屋。そうかと思うと、昨日のブログのような煮込みを食べさせる所があったり。とにかく胃袋4つくらい持っていかないと、1日では終わらない。

金沢も多くの老舗の店を無くしてしまいましたからね。金港堂の近所にも老舗の蕎麦屋さんがあったのに無くなったし。やはりコアなお店でも経営していく為にはそれなりの人口が必要であるということ。老舗は一度無くなってしまうと、歴史を買うわけにはいかない。また100年積み重ねていかなくてはいけない。まぁ洋服屋の老舗というのは、食べ物や程価値があるとは思いませんが。食べ物は昔からの伝統のタレとか、秘伝の味付けとかがありますが、服屋の古いのは頂けません。絶えず新しいものを提供していくのが、ファッションなわけですから。

時々お客様でこんなことを言われる方がいらっしゃいます。「どこにも無いから、金港堂さんに来ればあると思ったのに・・・」どこにも無い商品。例えばタイトなシルエットが流行しているのに、ソフトスーツを求められる場合。それは古くからやっていても、古いシルエットのものは販売しておりませんからね。また販売していたら遠に潰れているでしょう。

さて、新幹線が開業して半年。もう半年経って、更にその後再度金沢に訪れてくれる人がどれだけいるか。金沢の力が試されているのだと思います。

古くても新しいものをおっかけないと。