昨日は本当に失礼いたしました。途中でというか、スタートせぬまま終わりまして。今回は簡単に完走記を終わらせるつもりです。
で、いきなりスタートしたいのですが、スタート10分くらい前にスタート地点に向かいます。少し人をかき分けて、前から5列目くらいにチームメンバーで陣取りです。百万石ロードレースは東京マラソンの準エリートの出場枠もかかっておりまして、陸連登録をしたチームの女性2人とも前列を確保し、スタートの号砲がなるのを待ちます。
数日前は雨の予報でした、曇になり、そして当日を迎えると晴れるどころか日差しも強く、スタート前で既に汗ばんでおります。条件はかなり悪く、走る前から苦戦を予感しました。ハーフの場合は走り出した時の1キロのラップでその時の調子、そしてゴールタイムがある程度予想できるわけですが、号砲がなって、本多の森ホールを1周した時の1キロのラップが3分56秒。いい感じで入ってます。
2キロ目は下り坂なので、更にラップが上がることが想定できますが、3分47秒、平地になった3キロのラップも3分59秒。ちょっときつい。この辺りでゲストランナーの猫ひろしさんの背中が見えてきます。と言ってもこれくらいのスピードは序の口でしょう、横から迫ってきた撮影用のカメラとマイクに話しかけています。
鱗町の角を曲がって、あと暫くは平な道が続きます。
1キロ : 3:56.8
2キロ : 3:47.6
3キロ : 3:59.7
4キロ : 4:01.9
5キロ : 4:13.6 ここまでで20:00
5キロ地点より上りになります。息が少しきつくなりますが、まぁ抑えて。この辺りからチームメンバーの背中が見え始めます。最初にいつものA氏。ん?おかしいぞ。最初の1キロから2キロ目辺りで、私が4分切って走っているのに、どんどん背中が小さくなっていくので、相当飛ばしているな?と感じていた彼の背中がどんどん大きくなります。
上り坂といっても5キロのラップが4分13秒、6キロのラップが4分21秒ですから、そんな早いペースではありません。後ろから「もっとペースを上げろ」と声を掛けますが、私の方をちらっと見てニヤリと笑ったような感じ。
いつも競いあっていますから、もしかすると作戦か?昨年も10キロ過ぎたところですれ違いざまに「温存しました」と言って抜いていったので、ここでも温存作戦か?と思いましたら、それにしてもペースが遅い。
こっちのペースを守ると、抜いてしまう。抜いていいのか?抜かない方が良いのか迷いましたが、そんなに早いペースではないので、抜きました。
その後は、Y氏、いやY君。暫く前に風邪をひいたということで、百万石ロードレース、そして金沢マラソンへの参加を悩んでいましたが、こんな所を走っているランナーではない。横をスルーすると「ボスに抜かれた」と言っていますが、ここを走っているということは相当調子が悪いようです。
その後直ぐに、スピードランナーのI氏。おかしい?なんだかペースが遅い、少し集中力を欠いているのか、途中で横を向いたりもします。彼を抜くと、チーム内では先行する準エリート狙いのM君しかいないじゃないか?チームで2番目?本当かい?
と思いましたが、そんなスピードではない。
6キロ : 4:21.2
7キロ : 4:20.9
8キロ : 4:27.5
9キロ : 4:23.7
10キロ : 4:22.2
7キロ地点で、ドクターのM氏が私に「◯◯まで200メートル」と応援してくれました。◯◯がよく分かりませんでしが、まさかトップから200メートルしか離れていないとも思わず、何から200メートルなのか?と想像しながら、走ります。後から聞くとトップから200メートルらしかったです。
まぁ7キロ地点ですから、そんなものなのか?
さぁ、ここからがまた上りです。ある程度のスピードで走ってると、隣のランナーから声を掛けられました、多分給水の時にいつもの咳が出て「大丈夫ですか?」と言われたのだと記憶しています。「大丈夫です、余裕ですね?」と聞くと、「ここまで抑えてきましたから」との応え。彼がどんなタイムでゴールしたのかは分かりませんが。
末の町に入り、チームメイトに応援をもらいながら、更に折り返し地点の上りに向かって走ります。
ここで陸上競技場でたまに練習が一緒になる女性のランナーに抜かれます。一言掛けられたと思いますが、記憶にありません。これから彼女を抜いたり抜かれたりという展開になります。抜かれて暫くして、抜き返しました。そのまま暫くは彼女の呼吸を聞くことはありませんでした。
さて、折り返し前の急坂に向かうと、猫ひろしさんが、駆け下りてきます。私遠慮もなく「にゃ~~」というと、彼も「にゃ~~」と返してくれました。なかなかのパフォーマンス有難うございました。
急坂を上り、折り返し地点の三角コーンの横で、知り合いのランナーが応援してくれてます「宮谷さん、70位くらい」。タイムは考えていましたら、何位になりたいかは全く考えておりませんでしたので、それがどうなのかは全く分かりません。「あと20人抜くわ」と言って、折り返します。
折り返すと、知り合いのランナーや、チームメイトとスレ違います。私が声をかけたり、声を掛けられたり、いつもここで、大きく反応してロスをするので、今回は軽くて手を上げるだけにしました。余裕があるのか、いやそれよりもスピードが遅かったのだと思いますが、いつもの苦しさはあまり感じません。
それよりも、この暑い中半分以上経過し、折り返した途端に向かい風になりました。通常ならば、向かい風は嫌なはずですが、心地よい風に感じます。気持ちよく下り始めると、先程抜いた女子ランナーが私を抜き返します。私もそうですが、彼女も呼吸が荒い。お互いに頑張っているな、負けられないなと思い、そこからは暫しデットヒート。
暫く彼女の前を走っていると、突然大きな音がするので、振り向くと彼女が足を引っ掛けたのか、道路に倒れてく様子が見えました、音が先だったのか、もしかすると声が先だったのか分かりませんが、何しろキロ4分くらいで走っているわけなので、私も振り向きながら、「大丈夫か~」というしかありませんでした。彼女を案じつつも、足を先に進めます。
11キロ : 4:21.8
12キロ : 4:30.1
13キロ : 4:11.2
14キロ : 4:04.3
15キロ : 4:02.7
最後の上り坂、ここは先日の朝練でシミレーションしています。何度も上った坂ですが、直前に走ったのは良かった。なんとなく傾斜も分かっていますし、どこで終わるかも分かっています。練習では楽に感じたのですが、やはりここまで来てこの坂は辛い。
ここで、陸連登録の女子ランナーを「ファイト」と声をかけて1人交わします。どこまでが東京マラソンに行けるだろう?と想像しながら。
さて、残りは4キロ。残り4キロって直ぐじゃないか?ラストスパートです。
坂が終わってからは下り基調3:59で入ってます。よしスピードはある、でも辛い。身長の高いランナーを目印にして上げていきます。その次のラップが3:58。まだねばれるあと2キロ。石引の町の中に入ってからの2キロが長い。
身長の高いランナーに抜かれますが、ここから上げていく自信がない。ラスト1キロを切ってから「OJI RUN」とTシャツに書いたランナーを抜くことができました、おじさんです、私もおじさんですが。
コーナーを曲がって本当のラストスパート。そしてゴール。
時計を止めます。1時間28分20秒。ベストではありませんでしたが、まぁまぁ頑張った。上りはもう少し上げれたかも知れないけど、最後までがんばれた。
16キロ : 4:09.7
17キロ : 4:14.7
18キロ : 3:59.4
19キロ : 3:58.2
20キロ : 4:03.1
21キロ : 4:03.7
22キロ : 0:46.1 TOTAL : 1:28:20
19キロ~の4キロ頑張れたのがよかった。こんなスピード私にあったんだ。
ゴールすると恐らくは女子の1位のランナーでしょう。インタビューを受けていました。
あの転倒した女性ランナー。表彰式を見ていると3位でした。あれから頑張ったのかと思います。お見事。
今回はラスト数キロで、介護されていた女性ランナー。そしてラスト2キロ辺りでフラフラになって走っていたランナーもいました、暑さのせいで、熱中症になったのでしょう。多くのランナーが倒れていました。私は給水で一杯を身体に、そして一杯を口に含み、何とかゴールできましたら、最後の方には水がなかったとか。2杯も使って申し訳ありません。
過酷なレースで、やりきれたので満足しています。参加された皆さんお疲れ様でした。
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