「ワイシャツとカッターシャツは違うもの?」Ⅱ

昨日ブログに先日放映のあったテレビ金沢の「仰天コロンブス」のことを書きました。内容は「ワイシャツとカッターシャツは違うもの?」


テレビで放映があった内容だった為に、私がまたその内容を話すのは、コンテンツを作って頂いた、テレビ金沢さんにも失礼かと思い、ワイシャツのことだけお話をさせて頂きました。


そうすると、放映は石川県だけなのでブログを見た県外の方々より、ワイシャツは分かったカッターシャツのことも教えろ。我々はテレビは見えない。とお叱りを受けましたので、改めてカッターシャツのことをお話しさせて頂くと同時に、テレビ放映から、推測されることを更に踏み込んでお話をさせて頂こうと思います。


ワイシャツに関しては、なぜワイシャツというか。それは昨日のブログに書かせて頂きました。「ホワイトシャツ」と発音されたものを、ホとトが聞き取れなく、ワイシャツと聞こえたのが語源で、ワイシャツとなったと。


では、カッターシャツはどうなのか?


番組の中でも私がお話をさせて頂いたように、カッターシャツというのは、スポーツメーカーのミズノ「美津濃」さんが付けた商品名であると。これは知っておりましたので、お話をさせて頂くと、テレビ局がミズノさんに取材をし、事実であるとお話をされておりました。


大正時代に、美津濃さんが、カッターシャツという名前で、スポーツ時や、ハイキングなどにも来ていけるシャツとして、「カッターシャツ」を販売したということで、放映内では、その当時のチラシも出していました。


ただ、カッターシャツと名は付いているものの、現在のワイシャツとほぼ変わりないのです。当時は当店で作っているような衿の取り外しができるようなシャツが、フォーマルシャツとして、スーツのインナーに着ていたものを、カジュアルなシーンでも着用できるように、開襟ぽい衿にしたり、色物でシャツを作ったのをカッターシャツとして販売し始めたのではないかと考えます。ここのところの説明がなかったように思いますし、私も知りませんでした。


要は、シャツを大衆向けのカジュアルウエアとしてミズノさんが売り出したいが為に、「カッターシャツ」と名付けて、販売したのではないかと想像しております。


うっかり、カッターシャツの語源を話のを忘れておりました。カッターシャツはスポーツウエアとして売り出したので、試合に「勝った!勝った!」からカッターシャツと名付けたとのことでした。これが一番大事でした。しかし、その当時はまだ、着物を着ている人も多かったと思いますので、洋装を広げるための商品であったのではないかとも想像しております。


ミズノさんは大阪が本社、関西を中心に西の方に「カッターシャツ」は広がっていき、カッターシャツとワイシャツの境が丁度金沢くらい。ですから、金沢ではカッターシャツという人と、ワイシャツという人と両方がいるとのこと。


元々商品名でしたので、現在は「カッターシャツ」という商品自体はありません。ですから、当店でも年配の方は「カッターシャツ」という方が多いですが、若い方はどちらかと言うと「ワイシャツ」と言われる方が多いようです。


実はミズノさん、今はスポーツ用品専門のメーカーだと思っていらっしゃるかと思いますが、当店でも4~50年くらい前はミズノさんのジャケットなど洋品を仕入れていました。メンズの服も作ってたのですよ。ご存知無い方も多いと思いますが。


なぜミズノがカッターシャツを。と言うのは、スポーツ用品の専門メーカーという認識が強い今は信じられないかも知れませんが、洋服メーカーでもあったわけです。


これにて、「ワイシャツとカッターシャツは違うもの?」Ⅱ を終わります。


ちなみに、外国に言っても、ワイシャツ、カッターシャツは通じませんから。ドレスシャツというと、ワイシャツが出てくるかも知れません。


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そのワイシャツ生地としては、当店で販売している生地の中で、一番糸が細い、200番手の白ブロード生地です。デビッド&ジョンアンダーソン社製200番手白ブロード 綿100% 恐らくはカッターシャツが出てきたころは、糸の細さも50番手程度だったように思います。生地も進化してシルクに近い肌触りの200番手まで細くなりました。最新の生地でカッターシャツのご注文をお待ち申し上げております。


お仕立上がり¥32,000+税 ご注文お待ち申し上げております。

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