つくばマラソン完走記(3)

皆さん、有難うございます。ブログランキングが一位になっておりました。10年以上ブログを書き続け、何度か一位にならせて頂いたことがありますが、ここ暫くは10位の半ばから後ろの方を行ったり来たり。それが急に一位です。プレッシャーかかります。


マラソンの完走記を書いたから、ブログランキングが上昇したのか?それとも、昨日の近江八幡が良かったのか?今日完走記の続きを書くと、またブログランキングが落ちるのか?分かりませんが、このまま完走記を終わらせるわけにはいかないので、書きます。


続きを書くために完走記(2)を読み返しました(笑)15キロ辺りまでいってました。


今回このマラソンに賭けるために、練習だけではなく、1週間の禁酒、酒の変わりにContrex(硬水)を一日約1.5リットル飲む。Contrexにはマグネシウムが多く含まれているので、攣り防止と、ウォーターローディングと言いまして、脱水にならないように、身体の中に水を溜めておく。そんなことも真剣にやりました。


電解質サプリも用意し、エネルギージェルは、マグオンを4つ。通常のものと、カフェイン入りのものを2つ。カフェイン入りを後半に飲むことによって、更にペースアップできるようにと、ジェルの種類も分け、カフェインが効果があるように、木曜日からカフェイン抜き。大好きなコーヒーも止めました。


さて、それが効果があるか。


10キロ15キロと過ぎ、ペースを維持して走ります。スピード練習を積んできたので、4分半くらいであれば、呼吸も苦しくはありません。


段々と当日の記憶も薄れていくのですが、とにかくターゲットになるランナーを探しながら走ります。また攣らないように、蹴らずに足を置いていくような走りをしたり、体幹を使うようにとお尻を意識したり、腰の位置を高くたもつようにお腹に力を入れたりと、走りながらも、いろんなことを試しながら走ります。


記憶によると、8キロ辺りで、電解質サプリをまず最初に投入、その後ジェルを投入、20キロもいかないうちに再度両方を投入、27キロ辺りまで、ジェルも電解質も3つ投入。30キロまではレースペースを維持。


レースペースも余裕持って走ってますので、さて、30キロから上げていくか、32キロまで今のペースで行きながら、ラスト10キロ上げていくか?を考えます。なんだか嬉しくなってきました。今日はいける。


つくばマラソンはキロ表示の下に、いろんなコメントが書いてあります。「つくばマラソン×看板」で画像検索すると、色々出てきます。


何キロ地点かはっきり覚えてないのですが、27~8キロ地点くらいでしょうか。距離表示の下にこのようなコメントが書いてありました「頑張るは、本当にダメだと思った時から」私もレース前に言われました。「頑張って」と。でもこの時点ではまだ頑張ってないわけです。そして、本当にダメだと思うようなことが、この後起こるとは思っておりません。


32キロを過ぎた辺りでしょうか?あれ、左足がおかしい、ピクってきた。嘘!もう一包電解質サプリを飲みます。ここで来たら終わり、何とかもって欲しい。スピードを緩めて回復を待つ。というのが常套手段なはず。少しペースを緩めます。何とか足は持っています。ここは抑えて、金沢で私の走りをネットで見ているチームのメンバーに40キロ地点のラップで驚かせてやれ!とまで思っています。それだけ足には余裕がありました。


何とか37キロ地点まで、30キロから35キロのラップが一番悪い。ここで様子を見て、最後のジェルを投入!と思ったら、ない?え?どうした?落とした?無いのです。最後にとっておいたラフランス味のジェルが。カフェイン入りがない。カフェイン断ちをしたのに。


37キロ辺りで、ピキッ!と来て本格的に左脹脛が攣ってしまいました。どうしてここで、電解質サプリも飲んできたのに。ただ、余力はあったので、走れています。諦めてません。というかまだ3時間15分切れると思っていました。計算もできないのですが、ただただラップを見て。


37キロで4分30秒だったラップが38キロ地点で4分46秒39キロ地点で4分42秒まで落ちます。傷みで落ちるというか、何とか回復しないかと思い、スピードを緩めたような感じ。距離表示の立て看板に書いてあったことを思い出しました。「ダメだ、いやダメかも?」と少し思い始めた時です。


今まで何度も痙攣を経験してきました。痙攣しても走る走り方を習得したわけではないのですが、何故か走れています。もちろん左足は激痛です。虫が左足の脹脛の中を這いずり回っているような感覚です。


38~39キロ辺りでしょうか、仕方なくコムレケア投入。今投入しても遅いのは分かっています。


大学内に入り、応援でも「15分切れるよ」という声も聞こえるようになりました。その言葉を信じました。4分半くらいで走れれば絶対に切れる。


ラスト2キロ地点で、今日は応援に来なかったはずのO山師匠が、コースの横の少し高い所に立っているじゃないですか。知り合いを見ると、つい弱音を吐きたくなります。右に曲がる所で、本当に強烈な傷みが走り「足が攣ってる」と言って立ち止まりかけました。O山師匠は「気のせい、気のせい」と言いますが、足攣りが気のせいなわけがありません。


40キロ地点辺り、時計を見ると10分程残っていましたが、10分で2キロじゃなくって、2.195キロ。切れるのか?切れないのか?


O山師匠は、筑波大学内を、1キロほど私の横を並走してくれます。「足動いているよ」大丈夫。と言ってくれてます。ふと前方を見ると、ここに来て坂が?こんな所上ると絶対に止まってしまう。と思いました、ここは歩幅を狭くしてダメージが無いように走る。意外とあっけなく上りきり。もう少し。


41キロ地点のラップが4分31秒、あとはとにかくゴールが早く来るように祈るだけ。ラスト2キロはどうやって走ったか、この2キロの間にひらめきました。私はソールの減りから、左足で走っているのが分かっていました。だから左側が先に攣る。まだかろうじて残っている、右足だけで走って、左足は添えるだけ。右足よ最後まで持ってくれ。


このまま行くと、陸上競技場、陸上競技場は入って直ぐにゴールであるということは分かっています。最後の200メートルくらいで、見たことがある影が。赤いランパン、ランシャツ。そうです。あの仮想しげちゃんの背中が見えます。マジ?追いついた?


よし、抜いてやろう?と思って、精一杯走ります。右に仮想しげちゃんを見て、必死に走ります。ただ足が言うことが聞いてくれません。ラスト10メートル、抜けない。そのままゴール。ラストの2.195キロは10分切ってました。よく辛抱して走った。


仮想しげちゃん。ゴール後、身体をコースの方に向けて一礼。私も何とか足をかばいながら、振り向いて、コースに一礼をしました。


やりました。15分切り。この年齢でも伸ばすことができました。練習を一緒にやってくれた、チームメイトに感謝。自然に泣けてくるのですよ。本当に。


ゴールして預けてあった荷物をとると、この方が。

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15分で喜びを噛み締めていたら、3時間6分でゴールしてました。すごく頑張ったのに、更に頑張った人がいてがっくり(笑)まだまだ練習が足りないってことです。次は10分切り。年齢の限界に挑戦します。できると思います。

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来年もまた来れたらいいなと思っています。その時は更に上を目指せていれるように。一年頑張ります。

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