丁度お昼頃、お昼を食べようと店頭から離れると、お客様がご来店とのことで、呼び戻されました。
いつも、当店のネクタイをお歳暮に使って頂いているお客様。二本決めて頂き、さて包装。お熨斗はどうします?とお聞きすると、「お歳暮で◯◯で」とお名前を。
実は、当店、昔は手書きで熨斗紙を書いておりました、筆ペン使って。最近はパソコンより、プリンターで出力しております。「はい分かりました」とPCの画面にお名前を入力して、はいENTERボタン。そうすると。
マジ?修理に出せと?本当に。いやいや、たまたまでしょう。お客様に、ちょっとお待ち下さい。と告げて、電源を入れ直す。そうするとまた。
たまたまでしょう。もう少しお待ち頂けますでしょうか。と再度コンセントを抜いて、電源を入れ直すと。
「社長!何してるん?どうしたん?プリンター壊れたん?」
すみません、ちょっとおかしいみたいです。なんでこの一番大事な時に。よく12月になるとプリンターが壊れるといいますが、12月1日ですよ。お朔日詣りも行ってきましたし、悪いこともしてないのに。
そこでお客様「社長、手書きで書いたらどうや?」と、いやここまで来たら手で書くしかありません。
お客様「お歳暮って難しいから、心って書いてくれたらいいわ。その下に名前をな」と言って頂き、私も「お中元なら書ける自信あるのですが、お歳暮は・・・」と言って、筆ペン出して頑張りました。
「心」「心」「心」「心」「心」 何度か練習したのですが、段々と文字がおかしくなる。思い切って、熨斗紙にさらさらっと勢いで書くと、お客様。手をたたきながら、「上手、上手、上等や」と言って頂き、何とかなりました。
帰られた後に、ネットで調べても分からず、というか、その時点でもう、プリンターを買う気になっておりました、今からヤマダ電機に行くかどうするか?とにかく熨斗を印刷するのでA3対応じゃないとダメなんです。
A3プリンターで検索して、価格コムで値段を調べると、Amazonでもほぼ値段は変わらず、しかも、プライムサービス利用で明日に届く、即ポチりました。これで明日何とかなる。既に出荷メールが来てました。
残念ながら、これが商売の現状だと思います。目の前のパソコンが即店舗。Amazonは物を売っているのではなく、物流というシステムを売っている。本当にそう思った瞬間です。さて、本当に商売ってどうやっていけばいのでしょうか?
という、当店のネット販売をやってきて、11年が終わろうとしております。シャツもポチる時代となりました。まだ年内間に合います。7日までにオーダー頂ければ何とかします。
NO-9344789 キレイなブルーの起毛生地 Someros(ソメロス)社製生地 ポルトガル 綿100% お仕立て上がり¥18,000+税です。さぁポチッと。
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