肩巾が広いのと、肩が張っているのとはちょっと違う。

今日のチームの朝練はお休みしました。


私がお休みというよりも、あのツルツル凍った路面を車で集まるのは危険だと思ったからです。しかも早朝だし。


日曜日の朝に走れないというのは、辛いです。距離踏めないから、今月120キロしか走れておりません。毎年なぜか1月は200キロ超いけるのに。仕方がありません。この低温では。


たまには商売に関することであっても、商品とは違うことも書かないといけないと思いまして。


今日ご来店のお客様もそうだったのですが、割りといらっしゃる「いかり肩」のお客様。


いかり肩というか、いわゆるがっちりタイプのお客様。私は肩幅が広くって。とおっしゃる方が多いのですが、肩が張っている、張って見える。いわゆるいかり肩に多いのですが、いかり肩の方が肩幅が広いということはなくって、どちらかと言うと、私のように何だかさみしげな撫で肩の人の方が肩幅は広いのです。


肩幅=肩の長さなわけですから、オーダーシャツの採寸では、当たり前ですが、肩幅(肩の長さ)を測ります。肩先の骨のグリグリを首の後ろを通って、反対側の骨のグリグリ辺りまで。


撫で肩の方といかり肩の方を図で見ると。


撫で肩といかり肩


パット見た感じ同じ距離であれば、撫で肩の方が斜めになっているので、実際の長さはいかり肩よりも、同じ巾に見えるとすると長いわけです。


ですから、いかり肩の方は肩は張って見えますが、実際は距離が短いことが多いのです。そして、背中の後ろに背突き(シワ)ができやすいので、上記の図のように、背中のヨーク(肩に乗っているシャツのパーツ)は狭くすることが多いのです。


肩が張っている、いわゆるいかり肩の人が、よく、私は肩幅が広くって。と言われることが多いのですが、実際はいかり肩の人よりも、私のような撫で肩の人の方が、肩幅自体は広いわけです。


そして、今までの採寸の経験上、女性はどちらかと言うと、いかり肩で肩幅の狭い人が多く、男性は撫で肩で肩幅の広い人が多いような気がします。骨格の違いなのでしょうかね。


せっかくシャツの背中のイラストを掲載したので、ついでに。


senaka_design.jpg


シャツの背中は、このようなデザインが可能です。基本的には背中のタックやデザインを変えても、バストのサイズは変わりません。バストは脇の下を測りますので。センタータックはボタンダウンに多いデザインです。サイドタックは、肩の直ぐ後ろにゆとりを作りますので、前に手を出しやすくなります。

タック無しでも、背ダーツでも出来上がりのサイズは一緒ですが、多少脇から、中胴にかけてのカーブは急になると思って頂ければと思います。


タイトなシルエットが流行っていますので、プレーンな背か、背ダーツをお選びになられる方が多いようです。


以上、いつもと違ったブログでした。

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