シャツの袖丈詰め。

ただでさえお時間を頂戴しているのに、工場で数名体調不良(風邪)が長引き仕上がりに時間がかかっております。


お客様にはお待たせてする場合もあります。申し訳ありませんが、何卒ご理解を頂ければと思います。


今日メーカーの担当者と話をしておりまして、その人は私と同じ年。10年後本当に分からないですよね。というか2~3年後のことも分からないという話になり、ネットでこれだけものが売れるようになったら、服屋って存在するかね?という話題から。


こんな記事を見つけました。「オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」

リンク先をご覧になって頂ければと思いますが、その中に。「仕立て屋(手縫い)」とありました。この仕立て屋というのは恐らくはテーラー。洋服屋さんのことだと思いますが。

これがコンピューターやAIに変わることはないと思うのですよね。むしろやる人がいないから無くなってしまう。こういうことはあると思います。


需要はあるけど供給できないというのが事実かと。


仕立てではありませんが、当店の場合は既成品のシャツで袖が長ければ短くしてお納めもしております。作るのは簡単とは言いませんが、恐らくは直す方が大変。


kogatana1.jpg

こういう道具を使って、カフスと剣ボロを本体から外して、短くする部分だけをカットして再度カフスと剣ボロをつけ直すのですが。


kogatana2.jpg

縫い目に合わせて刃先を入れて少しずつカットしていくわけです。意外と簡単です。ただ気をつけないとシャツの生地に傷をつけることになります。


考えたことありませんでしたが、他の既成品屋さんってシャツの袖丈どうして直しているのでしょうか?直し屋さん持って行ってる?となると直し屋さんで同じことをしているのだと思いますが。


若い時に東京で修行をしていた時も、このように店先で袖を外していました。

こういうことをする、いやできるお店もだんだん減っていくのでしょうね・・・


そう思った次第です。

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