さて最終話。
書いていると更に思い出すことがありまして、20キロ辺りでしょうか?私が何か背後のB姫に語りかけたところ。B姫はなんといったでしょうか?別にクイズではありません。
あれだけ緊張していたB姫。レースになると人が変わるのは知っておりましたが、衝撃の言葉でした。「足がちぎれても頑張る!」
この言葉を聞いて自分はどう思ったか?簡単には表現できないので、ここはコメントを控えておきます。
言葉と言えば、このレースの前に土曜日と水曜日に一緒に練習をしてくれた金P(♂)にこのような言葉を貰ってました。そのまま書くと。
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モチロン辛くなるトコロはきっと来る。
でもそこから過去の練習を思い出してやりきったイメージをトレースすれば
なんとかなる。
30キロ過ぎなら
6000㌔4:15練習2本を
ペース落としてやればイイとか
20キロ過ぎなら、朝練20キロ
㌔4:40→4:25をやりきった
自分を再現するだけ。
走ってる間って暇だから
色んな練習を思い出せば大丈夫や☆彡
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覚えておりました。
36キロになると既に5分を回ってました。あと6キロ。まさに6キロ4分15でやった時の1本をここで再現すればいいだけ。
もう踏ん張れなくなって、ここで一度歩きが入ってしまいました。金P(♂)の言葉を思い出しリセットしてさあ6000一本と思ったのですが、イメージ通りにはいきません。本当は止まらずちんたら走ってもある程度のスピードは出たのかも知れませんが、一度歩くと、もう歩きグセが出てしまいます。ハムとお尻が張って全く動かないのです。
数百メートル走ったら、また歩きが入るというような状況。時計を見ると39キロ地点では6分もかかっています。歩いていても6分で走れている。あと少し。
でも本当に力が入らずフラフラなのです。練習で25キロまでしか走ってない。30キロ以上を走ったのは金沢マラソンのペースランナーくらい。一番不安であった距離走不足がここに出てきたのか?と思いました。ただ早くゴールをしたいだけ。
歩きと走りを繰り返しながら、最後に大学構内の大きな折返しに入ります。往復で間違いなく1キロ以上はある。ここで、折り返してきたP子とB姫を見ます。ここで見ることができたまだ頑張れる。姿を見てホッとしましたでも身体はフラフラ。
そしてP子から「BOSSファイト!」と声を掛けてもらいます。その後直ぐにB姫がまっすぐ前を向いて走ってますが、つらそうな顔をしていますた、逆に私の方から「B姫ファイト!」と声を掛けました。彼女は覚えているかは確認していませんが。
大学構内は車止めがあるので、係の人が声を上げて注意を呼びかけてくれます。ほんの僅かな勾配なだけなのですが、フラフラな私はいきなりひっくり返ってしまいました。
何につまずいたのかと思ったら。こういうものでした。
左手を着き左腰から道路に身体を打ち付けました。手の平を見ましたが、血は出ていません。直ぐに立上って、あと少しの距離を走ります。途中で道の真ん中で足が攣ってしまったランナーが引っくり返ってかかりの人に足を伸ばしてもらってます。ピンクのヴェイパーフライ ネクスト%を空に向けるようにして転がっています。
昨年はこの道を攣った片足を引きずりながら、右足だけで走ってたのを思い出します。
最後のアップダウン。道路をまたぐ高架の手前で、O師匠が「ラスト頑張れ!」K林さんが「前を追って!」と声をかけてくれます。O師匠止めたんかい?と思いながら声を掛けてもらったところだけは頑張らなくてはいけません。高架を上った時点でまた歩き。もう少し。
書きながら泣けてきました。なんでこんな展開になったのか?筋力不足なのか?練習不足ではないと思うけど、練習の内容が悪かったのか?書いてても悔しくて涙が出てきます。
レース前のイメージは出来てました。最後35キロ以降はお尻を使って踏ん張る。そのお尻の筋力がここでなくなってしまうとは・・・ちなみに昔からお尻小さいです。スーツ作る時はパンツのお尻の部分の生地が余ってしまうので、「平尻補正」をかけます。どうでもいいことですが。
そして、最後だけラストスパート。左に曲がったら直ぐにゴールがあります。そこだけダッシュ!急にスピード上げたので、心臓バクバクでゴールしたら心配して待っててくれたB姫に介護されている写真。
昨年は私がAブロック、彼女はBブロックでタイムは1分程負けましたが、私が4分程待つような感じ。私が待っている所にB姫は飛び込んできたのが昨年。今年は逆に10分以上も待たせてしまった。P子とB姫は二人とも10分を切って、国際マラソンのチケットをゲット。私は10分切って年代別100位以内を狙ってましたが、これで昨年よりも落とすことに。残念ですが仕方ありません。それよりも応援していただいた皆さんに申し訳ないです。
ゴールしてふとゼッケンの裏を見ると、スタート地点でテープで止めていた服部神社のお守りがとれてなくなってました。残念がっている私に、「つくばに厄を置いてきたと思えばいいじゃない?」とB姫が。また服部神社行って貰ってきます。申し訳ありませんでした。
最後のラップは悲惨なものでした。
終わって秋葉原に戻り簡単な打ち上げ。私は遅くいったのでビールを2杯。
O師匠に、「なんでこんなレースになった!」と言われて、「途中で止めた人に言われたくないわ!」と言っている写真。
お店を出て記念撮影。写真を撮ってくれたK林さん写ってなくて申し訳ありません。
解散してから、まだ時間があったので、東京駅で更に一杯。
新幹線になると、同じく撃沈したT田さんが席までやってきてくれます。
彼も水曜日に陸上競技場に行くと一人でインターバルをやったり凄く頑張ってきたランナー。私よりも5~6分程先にゴールをしてたようですが、同じように目標タイムより10分ほど落としてたようです。写真だけ見るとやり遂げたような笑顔ですが、来シーズンまた頑張りましょう。
帰りの新幹線の中でも。
1週間禁酒してましたからその分頂きました。
最後に改めて完走証を。
これで今シーズン終了と言いたいところですが、週末大阪マラソン走ってきます。いままで何十レースも走ってきましたが、初めてタイムを狙わずに楽しんで大阪マラソン走ってきます。
私は人にもタイムを要求してきたし、自分も一生懸命走ってきました。でも違うマラソンの楽しみ方もあるのかも知れません。それを大阪で試してきます。長い完走記お付き合い頂き有難うございました。
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