大阪マラソン完走記

大阪を走ることになったのは・・・・


4月の初めのことです。


当時練習をしていた3人の中につくばも一緒に走ったB姫がおりました。


そのB姫から2人にメールが。明日大阪マラソンのエントリー始まりますよ?

は?大阪マラソンってつくばの翌週じゃないか?本気か?

どうするん?走る?走るのか?いやちょっと考える。えええどうする?ということを言っておりましたが、結局3人でエントリー。そして無事走れる権利を得たわけでございます。そこから先週走ったつくばマラソンへの練習が始まったわけです。つくばに集中しつくばでベストを出すために練習をしてきて、つくばを本気で走ったら大阪はまともに走れないだろう。と判断しておりました。

もう一人のPさんは金沢の後に大阪ですから、私のつくばのような位置づけです。


たまたまチームメンバーも10人以上がエントリーができ沢山のメンバーで大阪に乗り込むことになりました。


つくばでベスト出なかったから本当であったらば、大阪でリベンジ。そんな気持ちもあり、月曜日と火曜日は考えましたが、やはり身体の芯が疲れているしあのようなスピードは出ないだろうと判断しておりました。


もともとつくばで記録を出し、そして大阪はファンランと決めていた私とB姫。ただファンランでは面白くない。仮装でもする・・・という話になっておりました。そこで一週間考えて仮装で走ることにしました。


大阪の芸人の仮装がないかとか色々探しましたが、なかなかない。よく二人同じ仮装で走っているのは見ますが、二人が揃って面白いものがないかということで、ピーターパンとティンカーベルに決定。


それを大阪に持ち込みました。


つくば終わって月曜日から飲んでます。まあファンランだし飲んでも大丈夫か?と思い飲んでいたのですが。ふと不安になりB姫にメール。


「明日のプランは?仮装してもサブ3.5。ペース考えず。適当に3時間45分からサブフォーくらい?どっち?早く行くなら補給持たんなんとも思って。」


そしてその返事は。


「ペースは...あまり具体的に考えてないかな。ファンランだからできればゆっくりでいけたらいいと思ってる。もしBOSSが走れそうなら気にしないで走ってもらっていいよ!せっかくのレースなんだから4時間くらいと考えています。」


ちょっと安心しました。3時間半のファンランはちょっと難しい。そこで補給はつくばで余ったジェル一本。そして万が一の為に攣り止めの「コムレケア」を一包だけ持って走ることに。あとは給食で行けるでしょう。


そして、何人かと乗り込んだ大阪。何食べに行く!ということでカーボローディングも兼ねて粉もの屋さん探しに。当然ファンランですから。


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そしてお好み。どうやら高級店に入ったみたいです。

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ビールの後にもワインを一杯。後は用意をして寝るだけ。


お好み焼き食べた後にまだお腹が減ると言ってたこ焼きを買うPさん。


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寝ようと思ったのですが、なにか色々考えてしまって寝付けませんでした。つくばマラソンの不甲斐ない成績から、この一週間大阪マラソンをファンランで走っていいのか?というかファンランで走ったことがないのでそれが自分にとって許される行動なのか?とそんなことも考えていると、いやそんなことを考えていたつもりではないと思うのですが。12時・・・1時・・・2時・・・を過ぎても寝れず。6時のアラームで目が覚めましたが睡眠時間は3時間程度ではなかったでしょうか?


結局は凄く楽しく走れたのですけどね(笑)

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チームメンバーが集合したので、記念撮影。そしてお待たせしました。ピーターパンとティンカーベルです。


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これが大阪でウケるか?


荷物を預けて、大阪城をバッグにチームのメンバーと


そしてこの完走記にまた登場してくれる「ヤングM」チームの中で若手!と言っても31歳恋人募集中。


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31歳と一緒に練習しているオヤジな私。もう疲れてきております。彼はサブスリーできるか?この所スピード上がってきてますしハーフも86分くらいで走ってます。


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向こうまで伸びる長い列。スタート位置まで移動です。案内には我々の集合場所からスタート位置まで30分と書いてあったので、のんびり歩いていると。AブロックとBブロックは15分前にゲートに入って下さいというアナウンスが。係の人にここから何分くらいですか?と聞くと歩いて30分かかるとのこと。


間に合わないじゃないか?と思って走りました。


無事ゲートに入りスタートを待ちます。この時は寒いので百均のかっぱを着ていました。


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ファンランですから気楽なものです。ネットもグロスも関係ありません。しかもスマホ持って走ってます。スタートゲートの壇上に立っている芸能人写そうかな?と思いましたが、間に合いませんでした。


さて、スタート時は御堂筋などの大きな通りなので、ランナーと沿道の方々との距離はある程度あります。ですから、遠くの方でピーターパンだ?という声を聞きます。その度に「有難うございます」と返事をして走るわけですが。隣のティンカーベルは、ティンカーベルだと言ってくれる人もいますが、妖精だと間違えている人も多いようでした。


後から考えて見ると、仮装して走ってもそれに応えながら走っているランナーは少ないかと。ピーターパンだ!と言われた私は「ようこそネバーランドへ!」と応えながら走っているわけです。


沿道からはピーターパンの他に全身ミドリですから、「ミドリマン」とか「妖精」意外は「可愛い」とか声を掛けられるわけですが、隣のティンカーベルもテンションが上がってきて「もっと言って!」とも言ってます。


2キロ目のラップが5分4秒。順調。というか4時間で走るなら早い。それからも5分を切るようなラップで、5キロは4分32秒。普通に走ってます。5分で走っても3時間半くらいなのに。


ティンカーベルに、「4分40秒くらいになっとるよ?」というと「このまま行きましょう」と。「は?この人何を言ってる?」「4時間だって言ったやないか?」「せっかくのレースだから練習だと思ってこのままのペースで30キロまで、それ以降はまた決めましょう」そういうわけです。


ただ給水は当たり前ですが、走りながらとっていると、立ち止まってとらんの?と言われて、このスピードだと危ないだろ?と言っている時にドクターランナーからは立ち止まらないでと注意を受けました。


スマホを持ってレースを走るというのは十数年のマラソンのレースでは初めて。以前にウルトラマラソンでスマホを持って走ったことはありましたが、写真を撮るという行動はほとんどせず。


御堂筋を走っている時に隣のティンカーベルがグリコってどの辺り?と聞いてきたので、多分あの辺りの右側覗けばあるはず。レースに集中していたら絶対に見逃すようなところ。まっすぐ向いてたら分からないようなところです。


はい、しっかりと立ち止まって写真を撮りました。しかも3テイク。私も撮れば良かった。


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しかしうまく撮れている。


大阪マラソンは折返しも多いので、その度ごとに気づいたチームメンバーの写真を撮って走りました。


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ガチで走っていますが、ウエアはウルトラマン。

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ここの所自己ベスト更新ラッシュの50代男性B氏。今回も自己ベスト更新!


写真は撮れませんでしたが、本当に印象に残る-シーンがありまして。若干上る橋を渡ろうとする時に右側から「ヤングマン」の演奏が聞こえるのですよ。ちょうど「YMCA♪」の時に多くのランナーがその橋の上で手だけYMCAをやるわけです。写真を撮ろうと思ったのにちょうど音楽が終わった後でした。残念。


何キロ地点か忘れましたが、恐らくは20キロ地点でしょうか?最初に声を掛けてくれたのは折返しですのでその数キロ前だと思いますが、反対側の車線の沿道からティンカーベルに声がかかりました。そちらの方を向くと、つくば前に1時間かけてマッサージをしてくれた、S先生。あっ見つかった。二週連続フルなど走ったら怒られるのではないかと思ったら笑顔。その先生に写真を撮ってもらいました。

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まあ怒られなくて良かった。すれ違いが多いのでペースランナーの位置もわかります。3時間、3時間15分、3時間半。3時間半のペースランナーにはまだ抜かれていない感じ。折返しで確認をしようと思うのですが、つい忘れてしまう。


ファンランと言いながら、この格好でサブ3.5できればちょっとカッコいいか?と思い始めます(笑)

20キロ過ぎだと思いますが、情報交換をしたり、陸上競技場で一緒に走ったりするU田氏がジョグのようなスピードになって走っているじゃないですか。こんなペースで走るランナーじゃないのに。何かトラブルがあったのだと思い。横に行って肩に手を置き、「そんなこともある」と一言行って先に行きました。肩を叩かれることはあると思いますが、肩に手を置かれたランナーも少ないでしょう。


体調はあまり良くありません。調整してきているわけでもありませんし、何しろ睡眠不足で眠たい。それと暑い。タイツと帽子かぶってますから。日陰だといいのですが、当日はピーカンの天気。25キロか26キロ地点辺りでピクッと変な現象を右足に感じました。あれ?まずい。良かったコムレケア持ってて。


谷町の上るこのコースの一番の急坂を上ると「まいどエイド」があるのですが、その前にコムレケアを口に入れて水で流し込みます。


そして、まいどエイドを堪能しようとランナーに邪魔にならないように、コースから下がってエイドの後ろ側でカメラを取り出し。


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ティンカーベルにたこ焼きを口の中に押し込まれます。テイク1がうまく撮れなかったみたいで、テイク2。つまりは二個たこやきを食べさせられたわけです。そしてこのたこ焼き冷たいのです。冷たい!というとさっきまで冷蔵庫に入ってたとエイドの方がいうわけです。確かに走っている最中に熱いものは食べられませんが、立ち止まって食べられる私にとっては温かいたこ焼きがほしかった。


この前後だと思いますが、大学の同級生がこんなのを持って応援してくれていました。


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超嬉しい。有難うございました。


エイドで立ち止まったのがいけないのか、攣りがどんどんひどくなってきます。右足、左足、そして両足。ちょっと走れなくなってきて、ティンカーベルに「ペース落として」とお願いします。少しペースを抑えて走りますが、結構辛い。沿道でコールドスプレーを持った人がいたので、立ち止まってお借りしました。ふくらはぎのタイツにかけるわけですが、沿道の方に「かけましょか?」と言われましたが「大丈夫自分でやれます」と結構めいっぱいかけてお礼を言って走り出しました。


少し治まった感じ。ティンカーベルに少しペースを落として走ってくれとお願いしましたが、この時点ではあまり、サブ3.5のことは意識しておりませんでした。


もうここまで来たらエンジョイです。道路が狭くなり沿道と近くなってきたので「あっ!ピータパンだ!」「あっ!ティンカーベルだ!」という声援が多くなってきます。この衣装にして正解でした。何しろ子供ウケがいい。


時々「ピーターパン?」というクエッションマークが付いた投げかけには「ピーターパンです!」とこちらか声を掛ける。ハイタッチもする。そのうち「ネバーランドに一緒に行きましょう!」とか「ネバーランドにようこそ!」などこちらから喋る。仮装ランナーは沢山見ましたが、よく考えると喋る仮装ランナーってあまり聞いたことがない。


ここからは足は痛いが楽しいマラソンに変わっていきます。


30キロも過ぎて、残り7~8キロくらになったところで、ブログの冒頭に一緒に写真を撮った「ヤングM」なんと立ち止まっています。顔を見ると塩吹いてました。


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この時点で立ち止まって動画撮ってます(笑)


彼は足は攣っているわけではないらしいですが、歩きが入ったようです。4分10くらいで走ってたらしいですから、飛ばしすぎたのか?


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もうこの辺りではスター気取りです。ピーターパンというスター笑 沿道向いて手を振ってますから。ヤングMと一緒に行こうと話してティンカーベルと3人で走り始めます。暫く一緒に走りましたが、一度歩くとやはり歩きたくなるのがランナーでヤングMも途中で先に行って下さいと。


私もペースが上がらないのとやはりまだ攣っているのでペースを落としたまま走っていくと、後ろから多くの足音が聞こえてきます。


来ました!サブ3.5のペースランナーが。


後ろを振り返って「ペースランナーだ」と言ったと思います。ペースランナーに「ここまでいいペースで来ています。一緒に行きましょう!」と声を掛けてもらいます。金沢ではペースランナーやって声をかけてたのに(笑)


ティンカーベルに二週続けてかっこ悪い走りしたくないからこれについて行くわと伝えます。


暫く並走して頑張るとペースランナーより前に出ることもありますが、そのうち吸収されてそしてペースランナーとの差が3メートル5メートルと広がってきます。


この時点でティンカーベルに、ちょっと無理かも・・・と伝えて、ここからはまた無口なピーターパンからヒーローピーターパンに戻ります。声援に応えたり、ハイタッチをしたりしながら走ります。


残り3キロ。ティンカーベルに「ここからは1キロ1キロやよ」と言われて、おい4時間くらいって言ってたやろ?と思いましたが、まあ確かに早くゴールしたい気持ちもあったので頑張ります。


もう少し、大阪城が見えてきました。ここまで来たらファンランを完遂します。もう少しのところで立ち止まって沿道の方により、沿道の人にカメラを渡して写真撮って貰えませんか?と頼みます。


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コースに向かって立ち止まっているランナーは見ますが、反対方向に向かって立ち止まっているランナーは少ないでしょう。


そして、「すみません、大阪城入ってました?」と聞いて入ってなかったようだったのでテイク2


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ばっちり。もう大阪ラブです。


最後はそこそこペースを上げてゴール。


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タイムはこんな感じでした。


サブ3.5ならず。


ゴールするとS元先生がゴール地点にいらっしゃいました。あ~怒れると思ったら、凄い凄い!と言って写真を撮ってくれました。


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そして攣った足で走ったので、足の痛みが強く、暫く休ませてくれ!と言って座っていると・・・やはり体勢変えると駄目ですね。


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両足攣りました。ティンカーベルに足を引っ張ってくれというと、たまたま医療のスタッフ二人が通りかかってくれて、ケアしてくれました。


足を伸ばしてくれながらこんな会話に。


「大阪マラソン何回目ですか?」


「二回目です」


「今回のコースどうでしたか?」


「悪くはないけど折返しが多いのはちょっとつらいかも知れませんね」


「フルマラソン何回目ですが?」


「十数年走っているのでもう数え切れない20回以上は」


「それでも攣ったんですね」


「まあこのウエアがいけなかったのかも?汗かきましたから」


「もっとトレーニングが必要ですね」


と言われました。まだトレーニングしろって?笑 伸ばして頂いたので痛みは引きました。有難うございました。


そしてメンバーがどんどんゴールしてきて集まってきたので、改めて記念撮影。


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その後梅田のサウナで風呂を浴び。阪急の高架下の居酒屋で打ち上げ。


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大阪走られた皆さんお疲れ様でした。大阪の沿道で応援してくれた皆さん、そして一緒に参加してくれたチームメンバ-。更にレース途中に声をかけてくれたランナーの皆さん本当に有難うございました。


これで2019年のマラソンを終了させて頂きます。暫く休ませてもらいます。

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